差し迫る危機、そなえよ

”世の中の危ない行動、事象、主張を 「
わたくし素人」 が警告し自分自身の欲求不満のはけ口とする勝手な言い分”

民主を叫ぶ政治勢力? 毛派

2006年01月12日 | その他

前にもネパール(http://blog.goo.ne.jp/proanlysis0424/e/e712ed1ab9d00195566ec6ad903ee99c)は取り上げたが、武装勢力「共産党毛沢東主義派(毛派)」というのは、いったいなんなのだろう。
政治勢力でもなさそうな気がする、 単なる過激派なのだろうか。
これもよくわからんのだが、”武装勢力「共産党毛沢東主義派(毛派)」は停戦破棄を宣言した翌日の3日から爆弾攻撃を始めた” うえで ”市民のけが人” とか ”警察署などを襲い、警官10人以上が行方不明” などの事件を起こしているらしい。 毛沢東主義派だから破壊、殺戮は当然の方法なのか。
ここまでやって民主を叫ぶ 政治勢力 と呼ぶのはおかしい。

さらにおかしいのは、”ネパール会議派など主要7政党は表だった連携はできなくなる” とあるが、 過去、過激な行動で殺戮を繰り返している「共産党毛沢東主義派(毛派)」と連携を試みる主要7政党(ちと多すぎると思うが)とは、いったいなんなのか
民主主義復活への道筋が混迷するのもわかるような気がする。

”4日付のインド紙ヒンドゥーは社説で「毛派が国王の術中にはまらないことを願う」” とあるが、あまりに民主主義の常識がない国家だと国王(国王が正常な人間であるとの前提であるが)主導のような政権も必要なのかな と思う。
中東など このような国家が多いが、 世代が変わると波乱が起こる脆弱な国家が多い のは困ったものだ。
差し迫る 毛派、 破壊、殺戮はおかしいと思わんのか。 

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ネパール民主化、混迷 反政府勢力が停戦破棄
 2006年 1月12日 (木) 16:00


 ネパールの民主主義復活への道筋が混迷に陥っている。反政府武装勢力が昨年9月から続けてきた停戦を破棄し、来月に予定される地方選挙へ向けて、流血の事態が広がる恐れが強まっているからだ。攻撃が激化すれば、武装勢力と主要政党との協力関係は崩れ、国際社会の後押しもなくなる可能性が高い。そうなれば、強権支配を続けている国王の優位な情勢となり、民主化への展望はかすむ。

 武装勢力「共産党毛沢東主義派(毛派)」は停戦破棄を宣言した翌日の3日から爆弾攻撃を始めた。標的は、観光地として有名なポカラや西部の中心都市ネパールガンジなど各地の警察・行政施設で、市民のけが人も出た。11日も西部ダナガジで警察署などを襲い、警官10人以上が行方不明になっている。

 狙いの一つは、ギャネンドラ国王が実施を表明している2月8日の地方(市部)選挙の阻止にあるとみられている。王室政府は地方選を民主化の第一歩とし、次に総選挙をして一方的な「民主化完了」を目指している。政党と毛派は地方選ボイコットを宣言しているが、政府は強行する構えだ。候補者は王制支持者だけになるとみられる。

 国王主導の「民主化」が既成事実化するとの焦りに加えて、国軍が昨年12月から毛派の本拠である西部ロルパで大規模な掃討作戦を始め、被害が広がっていた。毛派は停戦により政党との協力関係を築き、国際社会の支持も得て国王を対話に引き出すもくろみだったが、停戦に応じなかった国王側からの逆攻勢に我慢しきれなかった形だ。

 毛派が攻撃を強めれば、ネパール会議派など主要7政党は表だった連携はできなくなる。毛派を政治勢力として認めようと動き始めていた国際社会も、再びテロ組織として対応せざるを得なくなる。それは国王の思惑通りの展開ともいえる。4日付のインド紙ヒンドゥーは社説で「毛派が国王の術中にはまらないことを願う」と書いた。

 毛派の動向に詳しいカトマンズの消息筋は「地方選に向け、都市部での攻撃がエスカレートする可能性が極めて高い」と話す。政府側が毛派攻撃をやめない限り、毛派が再び停戦を宣言する可能性は低い。「国連などの機関が和平促進のために関与すべきだ」(駐ネパール英国大使)との声が高まりつつある。
                                                                  Asahi.com
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