新体操のユニフォームは、男性がロングパンツで女性がレオタードだ。なぜなのだろうか。これでは、もはや「動きにくいから」などと言う理由も通用しない(その理由が事実なら男性は短パンなどを履くだろう)。それでいて、着ている女性選手たち本人は「男性たちがいやらしい目で見てきていやだ」などと言う。
肌を見せることで女性の美しさを見せているなどと言うのは、過去の誰かが言ったこじつけであろう。肌の露出を、性的なものから離れて論じることは、非現実的であり詭弁である。そもそも、スポーツ競技はファッションショーやミスコンの会場ではないので、女性の美しさ云々を語るのはお門違いだ。
「それでは膝の曲げ具合などが見えない」などとまだ言うなら、スパッツでよい。これで決まりだ。何を言っても無駄であろう。そもそもこじつけなのだから。
女性選手自身がレオタードを着たがっているようにさえ私には思われる(陸上選手のブルマもそうである)。もし本当に嫌なのであれば、まず女性選手たち自身がユニフォームの改善を訴えたほうがよい。それによって、疑いの目で見られてきたほとんどの誠実な男性たちも助かるというものである。
女性たちの単なる自惚れや虚栄心に振り回されているのではないことを祈りたい。本音でぶつかり合わないと、改善はないだろう。