ここ5、6年間の横綱は、多くの力士の中で最も(途中)休場が多いのではないだろうか。最低限、出場できるくらいの体の持ち主でなければ話にならない。戦い以前の問題だ。
もし14日間戦っても横綱として恥ずかしい結果に終わりそうだから途中で逃げるために欠場という方法を選んでいるのであれば、横綱を選ぶ基準を変えたほうがよい(何度やっても勝てるほどの強い力士のみを横綱にするなど。「年間で全場所の5割以上で優勝」など)。今は、簡単に横綱を作りすぎだ。
本当に戦えないほど体のどこかが悪くなったのであれば、そうなった時点で横綱から大関などに落ちるようにきまりを変えたほうがよい。そのまま横綱にしておくのは残酷であり非合理的だ。