Life in Japan blog (旧 サッカー評 by ぷりりん)

日本に暮らす昭和生まれの猫ぷりりんの、そこはかとない時事放談と日記です。政治経済から科学、サッカー、手芸まで

朝青龍とマスメディアとワイドショー

2007年08月23日 01時08分20秒 | Weblog
色々と朝青龍のことを書いたけれど、とんでもないものを見てしまった気がする。
メディアが1個人をどのように叩きのめすのか、刻一刻と目撃してしまった。

ものすごい衝撃と、恐怖と、日本のマスコミが今どういう状態にあるのかを知って
その未開さに正直・・・驚いた。なによりも、恐怖。

マスコミが今回得た最大の財産は、視聴者にその権力を見せたこと。
恐怖を持たせたことだと思います。

コメンテーターの発言なので局は関係ありません、ですか。。。

たとえ、今後、訂正報道をしても、元々個人を叩いて暇つぶししている大衆は
いつまでも「朝青龍は仮病を使ってずるをした悪い奴」と思うことでしょう。

今日、関西で最も良識のあるワイドショーであると思って視聴していたお昼の番組で
女性のお笑い界のタレントが、この問題に連日触れて公共の場所でコメントする機会
にも恵まれているのに、「ずる休みをして」というコメントをしていて、
もう、このずる休みという事実は、多くの方の事実になってしまったんだなと
あきらめてしまった。

どんなことも、そうなんだ。放送というものの真の権力は、ここなんだ。
「大衆の心に一度強く残った印象は訂正不可能」

もし私が徹底して彼らに異議を唱えれば、いつか私の隙をみつけて私を破滅させて
やろうと思う輩があの方々の中に生まれる可能性があり、私は抹殺されうるのだと
いう恐怖。。。。

マスコミに勤める方のブログには、私憤がたくさん書き込まれていた。そしてそこに
書き込まれている言葉とおりに、彼はおとしめられたのだ。それを読んでしまった以上、
この国のマスコミを信じることはもうない。

そんな公正さのかけらもないブログを削除しないマスコミは、マスコミとしての節操を
捨てている。
スポーツ新聞は大手新聞やテレビ局と資本関係があり、表裏の関係だ。つまり、
一体なんだ。
もちろんどこの国のマスコミにも裏はあるし、純粋なものなどありはしないだろう。

でも、これはかなり、異常な事態なのではないのかな?

触らぬ神にたたりなし。

恐れをなして、しっぽをまくよ。逃げなくちゃ。ひれふすよ、謝るよ、従うよ。
服従するよ、口答えしないよ、降伏するよ、従属するよ。

みんな黙る。沈黙が世界をおおう。みんなネットにこもる。そして静かになる。

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