経済なんでも研究会

激動する経済を斬新な視点で斬るブログ。学生さんの就職準備に最適、若手の営業マンが読めば、周囲の人と差が付きます。

今週のポイント

2018-04-23 08:16:46 | 株価
◇ 政局と業績予想を気にしながら = 日経平均は先週384円の値上がり。4週間の連騰で、1か月半ぶりに2万2000円台を回復した。北朝鮮からの脅威が和らぎ、日米首脳会談からも表面上はさしたる悪材料が飛び出さなかった。円相場も安定的に推移している。このため日経VI(恐怖指数)は16台にまで下がり、外国人投資家も買い越しに転じているようだ。

こうしてみると、東京市場の株価は順調に戻しているように見える。だが投資家の頭上には、政局と業績予想という2つの重しが。スキャンダラスな事件が重なって国会の審議は停滞、安倍内閣の支持率は大きく下がっている。政局に敏感な外国人投資家は、支持率がさらに下がるようだと売りに回る可能性が高い。決算発表で18年度の業績予想が落ち込むと、株価の割安感も消えてしまう。

ダウ平均は先週98ドルの値上がり。大規模減税に対する期待感はまだ持続しているが、FRBによる利上げのテンポが速まりそうなこと。保護貿易政策がアメリカ経済に及ぼす悪影響。トランプ大統領のフェイスブックやアマゾンなどに対する規制強化の動きなど、心配な材料が表面化してきた。そこを突破して2万5000ドルに進めるかどうか。

今週は24日に、3月の企業向けサービス価格。25日に、2月の全産業活動指数。27日に、3月の労働力調査、鉱工業生産、商業動態統計、住宅着工戸数。アメリカでは23日に、3月の中古住宅販売。24日に、3月の新築住宅販売と4月のカンファレンス・ボード消費者信頼感指数。27日に、1-3月期のGDP速報が発表される。なお27日には南北朝鮮の首脳会談が開かれる予定。

       ≪23日の日経平均は? 予想 = 上げ

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