プリマベーラ進化論。

不思議の国のアリスは、
大海原に小舟で漕ぎ出ました。

夜の端を捕まえたくて。

2010-08-12 05:30:26 | つぶやき
夏休み初日。相変わらず4時に目が覚める。
1日のうち一番ひっそりした時間帯だ。

何かを片付けるには、ぴったりで、
早起きしたこの時間帯は嫌いじゃない。
夏の朝と夜の狭間には、サティがよく似合う。
ほどけて絡まった糸を、もう一度見直す。

昼間はバイオリンを習いに行く。

モーツァルトは難しい。
弦を張り替えるのは気休め。

アマチュアだとしても、私には大事な作業。
あまりに疲れて、夜は8時には寝てしまった。

夏休み2日目。相変わらず4時には起きる。
寝ている間に、世界は先に進んだろうか。

ふと気づけば、ちかちか光る着信メール。
どうやら星がキレイな夜らしい。
今晩は流星が見えるらしい。

素敵なニュースだが、気づけばもう4時半。
白み始める夜の端をどうにか捕まえたくて、
慌てて外に出た。片付いた星空だ。

確かに毎日朝と夜はやってくるのに、
1日として同じ朝も夜もないという自覚。
やはり毎日を無駄には出来ないと涙が出る。

今夜は早く寝てから空を見上げようか。
それとも、夜遅くまで起きていようか。

うん…どっぷりと深い夜空を見上げよう。
深夜2時。流れ星が見えたら、それは奇跡だ。