プリマベーラ進化論。

不思議の国のアリスは、
大海原に小舟で漕ぎ出ました。

雨のち晴れ。

2006-07-02 23:58:31 | つぶやき
午前中レッスンに行った。
昔とことん厳しかった先生も、今ではどことなく丸くなった。
先生ご自慢の弓を貸してもらって弾いてみたら、あり得ないくらい艶のあるいい音がした。
うむむ。私も今の弓であんな音が出したい。

先生の家を出たら、雨。
夏の暑さは好きじゃないけれど、夏の雨は嫌いじゃない。
土足で心に踏み込んでくるような土砂降りじゃなくって、心の隙間にひっそり降るような雨が、ね。
今日はちょっと降りが強かったけど、割と好きな雨だった。

そんな雨に降られながら、
「雨は神様の涙なのかな」なんて考えていた頃のことを思い出した。

いつの間にか大人になっていた。
でも、なんだかぺらぺら。

風で吹き飛んでしまいそうな、
雨に濡れてくしゃくしゃになりそうな、
何かにぶつかって破れてしまいそうな、

そんなぺらぺら感。
決して儚い訳じゃない。

深みのある人間になりたいものだ。
だんだん晴れゆく空の下で、そう思った。

まずは身近なことからはじめてみようか。
・・・部屋を片付けるとか。大量の本が収拾つかない。