マインドフル・プラネット

北米ジャーナリスト、エリコ・ロウ発

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ダライ・ラマの思いやり

2008年04月30日 | Weblog
Hanaka さん、コメントありがとうございます。
どうぞ、リンクはご自由に。
オーガニックのブロクのアドレスも教えてください。
私は以前、5年間ほどオーガニックファームもなかにあるニューヨーク州イサカのエコビレッジに住んでいて、自分でも野菜栽培などにも挑戦しました。うまく育てても食べ時が分からず、レタスは木になっちゃうし、オクラはたちまち固くなっちゃうし、スイカだと思って育てた蔓草がカボチャになっちゃったりしましたが。

 ところで、ダライ・ラマのシアトルでのイベント「シーズ・オブ・コンパッション」(思いやりの種)は、北京五輪と絡んだチベット状況の悪化で大きなニュース源となったため、私も公式な取材陣として参加して、東京新聞特報欄に出稿した。記者会見はいつもなぜか、ニューヨークタイムズ、AP、BBCといった大手が優先で時間切れ、(NHKはしっかり質問してました)直接の質問はしそこねたが、一番前の席でしっかり手を挙げ続けていた私にコンパッションを感じてくださったのか、記者会見が終わって壇から降りてきたダライ・ラマは難問をぶつけた
ニューヨーク・タイムズ記者の肩をぽんと叩いて冷やかし握手した後で、私にも握手してくださった。ダライ・ラマの手の平はとても大きく静謐で太平で揺るぎない感じだった。誰とも異なり、とても不思議な感触だった。
 ダライ・ラマは底抜けに明るくチャーミングな人だった。記者会見でも、今回のチベット状況悪化は彼が亡命でチベットから逃れることを余儀なくされた1959年が思い起こされ、チベット国内の人の安否が気遣われ不安がいっぱいだ、と語る一方では、仏教徒の自分にとっては、よい修練のチャンスだ、とも笑う余裕を見せた。心の内が真に平安なら、外界からのどんな刺激にも影響されず、心の静謐は保てるという。実際、争乱が起きて以降も、(心配で)眠れなくなったりはしていない、8時間、ときには9時間もしっかり眠れている、と語っていた。
 イベントを通じて繰り返し出た質問は、あれだけの仕打ちをされてきながら、どうしてかの国を敵と憎まずコンパッションを持つことができるのか、というものだった。
 ダライ・ラマの答えは次のようなものだった。
 コンパッションはまずは、自分の存在持続のためには他人や社会を必要とする人間が生まれ持ったサバイバルのための本能である。このコンパッションには限界があり敵には適応されない、つまり敵を許すことができないが、人には知識と知性でそのコンパッションを普遍的なものに育てる能力がある。そうしたコンパッションは無条件で誰にでも向けられもので、敵を愛することもできるようになる。また仏教ではカルマを信じるから、悪行を行った者にはその帰結が待っていると考えられる。だから、来世で悪行の帰結を体験することになる敵への同情心も沸く。
 イベントでもっとも傑作だったのは、デスモンド・ツツ司教とダライ・ラマ法王が隣あって同席したパネルディスカッションだった。
 試練を乗り越えてきたふたりが、漫才コンビのように茶化しあい、笑いあっている。実際、ツツ司教は、ダライ・ラマに向かって「まったくおまえは冗談ばっかりで屈託なく子供みたいだなあ。もう少し聖人らしく振る舞えよ」とまで言って、観客の喝采を集めたのである。
 

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
素敵なお話しをありがとうございます! (*~Hanaka~*)
2008-05-03 14:50:14
エリコ・ロウ様

お忙しい日々をお過ごしのことでしょう。
そんな中、ブログ更新・ダライ・ラマ氏のお話。
そして、私へのコメントありがとうございました!
(もう~とっても嬉しくて感動しております;0;)
あのダライ・ラマ氏との握手をなさったようで、
今後の活動において更なる大きなエネルギーに
なることでしょう~><

自分の存在持続のために生まれ持ったサバイバルのための本能。

これは、人間だけでなく他の生き物達もみな同じ事。

でも、ダライ・ラマ氏もおっしゃっていますが人間には知識や知性がありますものね。

人間はこれまでも数々の戦いを起こしてきましたが、今の戦いは欲望にまみれすぎているように思います。

それが、他人や社会を必要とする人間が生まれ持った本能とするならば。。。

マヤの時代を少しは見習ってほしいような。

戦争を頻発させないために日取りは天体によって決め、一般住民を巻き込まないトップだけの戦い。

小規模であり、一般の住民を巻き込まない争い。
しかも、相手を存続させ、滅ぼさず、共存させる。

今の現代、見習ってほしいものです><
(特にブ○シュさん)

そして、わたしも思います。

精神を鍛え、命・愛・慈しみを持てば普遍的なものに育てられると。

私もそういう精神なんて、本当はみんな持てるような気がします。

ただ、各々の環境によってなかなか育てられないような。また、それを育てるのは一番身近である親のような気がしたり。。。

私も、鍛えて超越的な精神を持ちたいものです。

ダライ・ラマ氏と中国との会合。

どうなることでしょう???

話しは変わりますが。

イサカのエコビレッジに5年も住んでいらしたの  ですね~><
アメリカは、そのような意識の方がいらっしゃる  と思えば、ただの富裕な暮らしをしている方など
どうしてこんなに差があるのでしょう???
やはり、これは多民族・個人主義・国土の広さな  どが理由でしょうか^^;
 
わたしのブログはコチラです。
「ORGANIC BEAUTY STYLE ココロカラダキレイ生活」
http://plaza.rakuten.co.jp/natulinoaroma/
思いのままに書いているブログです☆
リンク繋げていきます^0^/
お暇な時は遊びにいらしてください!

何だか、長文ダラダラとメールのような文章になってスミマセン><

それでは、次回の更新も楽しみにしております♪





こんばんは☆ (宗尚富士宗)
2008-10-09 20:43:24
はじめまして☆
私は宗尚富士宗(sousyoufujimune)と申します。

絵を描いています☆

「アメリカン・インディアンの書物より賢い言葉」
に大変お世話になりました☆

私はダライ・ラマsunに会ったことはありませんが、なんとなく柔らかくて広い雰囲気が大好きです♡
そして、あなたの本も大好きです(^u^)

いきなりすいません♪

しかし、私も、人々はもっと真剣に真我と向き合いながら心理を追及し、楽しんでいなければと思うのです☺

なので、衝動的ではありますがコメントさせていただきました。
drimba81@gmail.com (Drimba)
2009-05-08 22:16:03
こんにちは、僕の親友ですか?あなたが私のブログに招待されています。私は自然、愛と芸術日本語..私の信奉してください。ご支援をいただき、ありがとうございます。本当に感謝している。

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