腎臓疾患闘病記

いつもの尿蛋白・・・それが不幸の始まりだった

安静解除

2005-10-31 21:00:00 | 病気
10月29日(土) 入院3日目

8時半 K医師登場。患部のテープを取って、いろいろ押さえて、足のマッサージャーを取って、ベッドを起こしてくれた。
そのまま朝食。丸一日以上ぶりに起き上がって食べる食事。あっという間に完食。

食後、ベッドを横にしてもらい、自分でトイレに立つ。久しぶりにトイレでできるが、、、出にくい。なんでや、感覚が取り戻せへん。
血尿はなし、順調。

10時半 看護婦さんが身体ふきのタオルを持ってきてくれ、背中を拭いてくる。でも背中だけ、残りは自分で。当たり前!?

10月30日(日) 入院4日目

今日のイベントは24時間蓄尿のみ。朝5時から明朝5時まで蓄尿袋に溜めていく。やっぱり家で蓄尿用に渡された袋は病棟で使うものだとよくわかる。世の中には家庭用の蓄尿バッグとかあるっていうのに、この病院ったら・・。

10月31日(月) 入院5日目

病院内の移動が可となる。売店に行ったり、病院内の喫茶店でコーヒーを買ったり、もう普通の生活。
病室のインターネット端末に妻に持ってきてもらったUSBキーボードをつないで、会社の人たちにメール。もう死語となっているネットサーフィンも満喫。噂に聞く眞鍋かをりのブログも見てみる。
ウマイ!話題の視点だとか、フォントやカナ文字の使い方とか上手!
退院したらブログ始めよっと。(それがコレなんだけどね)



翌朝8時半まで

2005-10-29 04:00:00 | 病気
17時 患部下のタオルが取られ、ベッドの上半身を30°起こしてくれる。
でも横を向いたり、足を曲げたりできないことにはかわりない。でもやっぱり少し楽、気分的にも。

18時 夕食。やっぱり仰向けで妻に食べさせてもらう。仰向け食事用にご飯はおにぎりにしてくれているが、おかずは普通食そのまま。具入りのおにぎりにしておいてくれればいいのに・・。

20時 小用をしてみようと尿瓶を手に取るが、出そうで出ない。あきらめて寝る。

25時半 目が覚める。眠れない。デジタルオーディオプレーヤーでずっと音楽を聴く。

27時 トイレのチェックに看護婦さん。
とりあえず「出てないですぅ」と答えておいて看護婦さんが行ったあと、もう一度チャレンジ。なんとかできた。どうしてこんなに難しいんだろう。大人の理性が何かを拒否してる。

看護婦さんを呼んで、ついでに「足のエアマッサージャーを取ってくれない?」とお願いするが「朝までガマンしてください」って。

足がツライ。。

身動きとれない6時間

2005-10-28 15:00:00 | 病気
術後6時間は、足首、手、口意外は動かせない。6時間たてば患部のタオルが取れ、少しだけ身体を斜めにできるらしい。

この間が今回の入院で一番ツライ。

15時 「トイレ出ないですかぁ」とY看護婦。「ちょっとやってみましょう」とパンツを下ろされ尿瓶を渡される。
尿瓶をあて、やってみようとするが中々出ない。あまり待たせてもなので、出たらナースコールをすることに・・。

ここで出なければ尿道に管を入れることに。その選択をする人が多いらしいが、痛そうだし、なんか虚しくなるのでやりたくない。

しばらくがんばったら出た。それも血尿ではなかった。ホッ!

意外にあっさり腎生検

2005-10-28 12:00:00 | 病気
10月28日(金) 入院2日目

7時20分 くすりが届けられる。「セフゾン(抗生物質)」5日分、食後に服用。今日は朝食ヌキだが、最初の服用。

10時 点滴開始
点滴をしながらベッドごと処置室に(本人は横を歩く)行って、血圧を測定。
うつ伏せになって、超音波で腎臓の場所を確認しながら、麻酔をゆっくりと注射していく。これがイタイ。でも普通に耐えれる程度。
医師に事前に聞いた話だと、超音波を見ながら腎臓の表面で針を止めるのがポイントでこれが腎臓表面に当たってしまうとものすごく痛いし、刺さると出血するらしい。昔はこれを先生のカンでやってたとか。

それを耐えると次は生検針を穿刺するのだが、実は麻酔針が二重構造になっていて、その内側に吹き矢の要領で刺すらしい。医師から術前に「バチッ」って音がするけど、気にしないでねと言われている。

「はい、息をすってぇー」「はい、なが~く吐いてぇー」「ちょっとすってぇ、そこで止める」「パシュッ」(えっ、バチッ!っじゃないのね)
ちょっと「ウッ」っとなったが、そんなに苦しくない。ここですかさず血圧再測定。

「お気分悪くないですか?」「気分は悪くないけど、いつ息を吐いたらいいのか教えてくれないとぉ。死ぬかと思いました。」なんて軽口。

これで1回目終了。

必要な組織量(糸球体20個~30個)をとるために、穿刺を3~5回するのだが、さすがに麻酔から5回繰り返しじゃ辛いなと思ってたら、同じ管に穿刺するんですね。
オイラの場合は、計4回の穿刺でした。

4回が終わって針を抜くと、先生が患部に全体重を乗せて圧迫10分間。
5分交替でH医師とI医師。H医師は全体に体重がかかってそんなに痛くはないのに、I医師は患部だけに体重がかかってズキズキ。まだ研修医を卒業して2年程度らしい、仕方ない。

その後、患部をテープで止めて、仰向けになって、病室へ。患部の下に折りたたんだタオルを敷いて、自分の体重で圧迫すること24時間絶対安静。
身動きとらないで長時間いてるとエコノミー症候群と同じ状態になるので、血栓を防止するために両足にエアマッサージャーを巻きつける。
麻酔が切れたのか、しばらくすると患部が痛むが、たいしたことはない。

12時 昼食は仰向けのまま妻に食べさせてもらうことに。。

重要事項説明

2005-10-27 21:00:00 | 病気
19時 I医師より合併症など重要事項の説明を受ける。

検査の内容は、腎臓の中にある糸球体(100万個)から20個~30個を採取する。採取した糸球体を「光学顕微鏡」「電子顕微鏡」「免疫染色」で検査して、病気の原因を明らかにする。現在の症状からIgA腎症が一番疑わしいが、免疫染色によりIgAに染まる、IgGに染まるなど型を特定していく。合併症には、①出血→輸血、②感染→外科的処置、③疼痛、④神経反射の可能性があり、4~5日の入院が必要。

まあ、予習したとおりで驚くことは特になし。
「検査同意書」にサイン。

検査名:経皮的超音波ガイド下腎生検