グリーンフォレスト (歳時日記)

春夏秋冬 近隣の自然が織りなす風景と
庭で育てる草花の今を発信しています。
 

春の陽気に誘われて・・・

2012年04月12日 | 室蘭の景色




遠くの山々には雪が残るが、浜に緩やかに流れる風、先日までの冷たさは何処
かへと。
ようやく当地にも、春の陽気が訪れて来た。
 家から車で10分ほど走ると、隣町 伊達市北黄金の砂浜に行き着く。目の前に噴火
湾が弧を描くように広がる。
 前方には、波間に浮かぶ蝦夷駒ヶ岳
。さらに、視線を右側に傾けると遥か後方には、
道内屈指の秀峰 羊蹄山。小さな三角形の山は昭和新山 その左側に有珠山を配した
雄大な景観が広がります。








 伊達市開拓記念館の庭園の一角、湿地でミズバショウが花を咲かせている。
敷地内には、樹齢100年をゆうに越す大木が鬱蒼と生い茂り西風を遮る。そのせ
いか、近傍の湿地に自生する ミズバショウより一足早く花を咲かせています。

コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山野草の花の咲く季節

2012年04月10日 | 室蘭・四季の野花&花木




今日の日中、気温が遂に10℃を越す。野山に自生する草々も、ようやく勢いを増して
きた。エゾノリュウキンカ(蝦夷の立金花)は、当地に自生する山野草の中で開花は2番目。
水の中で花を咲かせている草姿は、別名ヤチブキの花名が良く似合う。
 エゾノリュウキンカは、鮮やかな黄色の花と若草色の葉とのコントラストが清々しいい山野
草です。






今年は、4月に入ってから気温が低く経過。山野に自生する草木の芽生えが、例年と
比べて一週間ほど遅い。昨年の今頃、ミズバショウ(水芭蕉)は花を咲かせていた。今年は
未だに、ワッフル模様の葉を折りたたんだままです。



 福寿草の花が盛りを迎えている。すでに先日 咲き始めの福寿草をUP済したのは別
の場所。この群生地では、今の時期が最盛期。花が咲き終わリ、さらに季節が一週間ほど
進むと、当地の野山にも本格的な花の季節が訪れ始めます。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

朝の海と空

2012年04月07日 | 室蘭の景色

 
 数日振り、朝から爽やかな空が広がる。春の陽射しが、さざなみの立つ海面に柔ら
かく降り注ぐ。
今年は、冬から春への季節の移ろいが やや遅い遅い。陽射しを見ていると太陽の高度は、
日毎に
上昇しているが寒暖の差が激しい。いつもの春とは 少々、気候の異なる春です。


 





 室蘭港の外防波堤の付近一帯はホタテの養殖場。漁船は、海中に吊り下げられてい
るホタテ養殖籠を船上に引き上げて点検中。春の訪れと共に、海域にはホタテ養殖漁船が
繰り出し活気が増している。
 後方の山は蝦夷駒ヶ岳。噴火湾を隔て海上直線距離37kmほど、対岸の渡島半島に君
臨する。富士山型の美しい山容から 渡島富士とも呼ばれている、標高1,131mの活火山
です。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春告げ草・福寿草

2012年04月06日 | 室蘭・四季の野花&花木




福寿草の花が咲き始める。今年の春は天候が不順だが、開花は昨年とほぼ
同時期。この花が咲き始めてから一ヶ月ほどすると、山野草の花々の季節が到来
する。福寿草は春の訪れを告げてくれる野
花です。






福寿草は寒さをものともしない。花芽が、残り雪を突き抜け地上に姿を現す。
さらに、花芽を伸ばすと同時に、薄緑色の葉を広げ始める。夏を迎えると地上部
はすべて枯れ、来春まで地下で過ごす 代表的なスプリングエフェメラル植物です。

                 ※3/11付、タイトル「福寿草と根開」で投稿しました福寿草と異なり、
                   この画像の福寿草は全くの野生育ちです。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

室蘭岳の裾野の雪解け

2012年04月05日 | 室蘭の景色




室蘭岳の裾野には、広大な牧草地が広がる。この場所の標高は130m程、
いつも西風が吹き抜け 気温も低い。そのため、平地部より、ゆっくりと雪解けが
進む。画像を見ている人の中には、真冬の風景かと思われる方も。確かに 4月
に入り、このような残雪の風景は記憶に薄い。
 1枚目の画像。残雪の中に佇む一本の老木は、室蘭市崎守町の一本桜として
有名。推定樹齢100年、樹高10mほどのエゾヤマザクラの木です。
 5月の初旬を迎えると、緑色のジュータンを一面に敷きしめたように
牧草が風に
波打つ。その中、
枝々に薄紅色のサクラの花を たわわに咲かせます。



 フキノトウが、雪の解けた日当たりのよい土手で芽吹き始めた。今が旬、摘
み取って、天ぷら にと思ったが、まだ、周りには数は少ない。この時期には、当方
の他に、カメラに撮り込もうと思っている人が きっといる。そのまま、そっ~と!!



 ペトトル川の水かさが増してきた。この川の水源は、室蘭岳の中腹500m
付近。そこから、一挙に10kmほど流れ下り 噴火湾に注ぐ。
決して、大きな川ではないが上流には、室蘭市民の水瓶のチマイベツ浄水場が有
り、取水対象河川の一つ。ペトトル川は、室蘭岳の雪解け水や伏流水を集めて流
れる ニジマスが生息する清流です。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Coffee break 〔春の嵐が通り過ぎて・・〕

2012年04月04日 | coffee break;(etc )


 猛烈に 発達した低気圧。本州方面に、時ならぬ春の嵐を引き起こしながら
列島を北上。当地も
午前中、雪混じりの西風が 横なぐりに吹き付ける。電線が唸
りを発し 周辺に共鳴する。午後になると風も治まり、低気圧は遥か彼方の北東の
空に足早に遠ざかる。
 上空を流れる風が時折、空を覆う雲を跳ねのけると、雲間から陽射しが毀れる。
          花は、柔らかな日差しを受けて咲く、ミニブーゲンビレア・マイクロブルーミングです。


セイヨウオダマキ。親株の周りに昨年の秋、無造作に蒔いた種が芽生える。
このところの気温の上昇に伴い、若葉を勢いよく広げ始めている。我が家で育て
ている草花の中で、この時期 一番 元気な植物です。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春を迎えました。我が家の多年草たちも・・・

2012年04月01日 | 庭植え(多年草&一年草&樹木)


 列島の南の地方から、梅や桜の開花が伝わってくる。
当地では、2日前に市内の積雪量がゼロcmと報じられる。例年より20日余り遅い
今日から4月、風は少々冷たいが春。今、我が家の室内で咲いている花々と、雪
が解け始め姿を現した、庭の多年草たちを お伝えします。
 上の画像は、花色が好きで 長年育てている品種不詳のゼラニウム。その他に、
我が家で育てているゼラニウムは、アメリカナー コーラル。どちらも、四季咲きで丈
夫、手のかからないゼラニュウムです。


白雪姫、本来の花名はユーフォルビア。白く花のように見えるのは苞、若草色
の葉とのコントラストが爽やか。栽培適温は18℃とやや高目の非耐寒性常緑低木
です。


先日、はち切れそうに蕾を膨らませていたフクシア。鮮紅色の萼と筒型の花弁
が華やかさを醸し出してくれる。さらに、1本の長い雌蕊がアクセントをつけるように
垂れさがる。フクシアは栽培品種が多種多様な常緑低木です。




雪割草。ブログの交信を行っている、東北にお住まいの方が投稿された記事
で初めて知る。高山植物のサクラソウ科の雪割草の存在は、以前から聞いていた
が、このキンポケ科の雪割草を聞くのも見るのも全く初めて。
 自生地は、東北 日本海方面から以西と聞く。道内には、自生していない山野草。
当地の園芸店で見かけた事はなかったが、
あくまで偶然。先日、行き付けの園芸
店で、雪割草を見つける。店頭に並べてあったのは、僅か3鉢。全部購入と思った
が枯らしてはと、その内の1鉢がこの雪割草です。 



 
  4ヶ月ぶり。昨年の12月~庭を覆っていた雪も、ようやく解け始め多年草達
が姿を現し始めました。




 クリスマスローズ。雪の下で越冬していたとは思えない程、葉の緑色が瑞々
しい。この株は昨年植えた一年生。来春の開花が楽しみ。今年の冬は寒さが厳し
く、-10℃を越す日も数日。見事に寒さに耐え、早々、新葉を萌え立たせて始め
ている。クリスマスローズは、すこぶる寒さに強い耐寒性常緑多年草です。


 アラビス プロクレンス。この花も、つい先日に投稿をしたばかりですが、この
ところの暖かさで蕾を膨らませ始めました。

昨年の開花時のアラビス プロクレンスの花です。アブラナ科の植物
特徴、白い花は何処か菜の花に似ている。極めて、寒さに強い耐寒性常
緑多年草です。


 ヒューケラの和名はツボサンゴ。紅色の壺型の小さな花を穂状に咲かす事が
花名の由来。
 種類は豊富、今、育てているのは ブロンズかかったシルバー葉とライムグリーン
葉の2種類。先日まで、雪の下で冬を越していたが、葉を枯らす事もなく姿を現す。 
ヒューケラは、寒さに強いユキノシタ科の常緑多年草です。


 西洋雲間草、この花も寒さにとても強い植物です。初夏の頃になると、花径
2~3センチ程の紅~薄ピンク色の花を細い茎の先に咲かせます。西洋雲間草は、
ヨーロッパ北部が原産地の耐寒性常緑多年草です。




センベルビウムも雪の下から姿を現す。繰り返しになりますが、この植物も寒
さに とても強い。さらに、生育旺盛、成長期には伸ばしたライナーの先端に子株を
付け株を増やします。また、数年に一度、赤茶色の独創的な花を咲かせる耐寒性
の常緑(多肉)植物です。
 センベルビュウムは品種が豊富、我が家の庭では個別名が不明な、紅葉と緑葉
の2種類を栽培しています。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする