相模工務店 散策日記

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箱根旧街道 畑宿から小涌谷駅

2016-12-06 08:04:44 | 日記
2016年、秋・・・というか、もう冬ですが、12月に入って数日経ちます。
今年は珍しく11月に雪が降りました。
今年の冬は「寒い」から始まりましたが、そんななか箱根に歩きに行こうということになりまして。

今回は2012年に歩いた「畑宿~小涌谷駅」までの道を再び散策しようということに。
過去1回しか歩いていないし、あれから4年も経っているし、今日は新鮮な気分で歩けそうです。


箱根湯本駅まで電車で移動しましょう。
相変わらず東海道線は混んでいましたが、なんとか座れてゆったりできました。

湯本駅からはバスで「畑宿」まで移動です。
あまり本数がないから気をつけないとね。


「畑宿」バス停にはトイレがありました。





以前は東屋だったと思ったけど。
ま、歩くときはトイレって大事だから助かります。

ここちらには「一里塚」があります。

江戸時代の初期、徳川幕府は街道を往来する旅人の目印として、街道の一里(約4km)ごとに「一里塚」と呼ばれる土を盛り上げた塚をつくりました。
箱根旧街道石畳の両側に残る畑宿の一里塚は、江戸日本橋から数えて23里目に当たり、箱根町の中では、湯本茶屋、畑宿、箱根の3か所にあった一里塚の中で、唯一その形態をとどめるものです。

それは以前載せたから、今日はコースへと向かいましょう。









車道を歩いてもいいし、右にあるレンガ道を通ってもいいし。





ハイキングコースは右に戻るように登っていきます。
入り口に案内用地図があるので、パチリ。





道標もありました。
それによると通過点の「飛竜の滝」まで1.5キロってあります。





ここは舗装路で歩きやすく、まだ車道に近いので車の音もうるさいくらいではりますが、ここには「夫婦桜」があります。
ベンチがあるので、ちょっと一休み。
朝食を取ってなかったから、ここでオニギリをいただきます。






畑宿のヤマザクラは互いに寄り添うように咲いている姿から「夫婦桜」と呼ばれているそうです。
樹齢100年から150年で、背丈も幹の太さも枝張りもほぼ同じような姿から、夫婦仲の良い姿に例えられ、縁起の良い桜だとか。
しかも、そのうち1本は「連理の桜」と呼ばれ、2本の木が根元で一つにつながっており、「夫婦桜」同様、夫婦を連想させるため、とても縁起がいいとのこと。
地元の有志や寄木組合、商店街などで協力し合いながら守り続けている「夫婦桜」は、4月中旬頃が見ごろだそうです。







えねるぎぃを入れて、さて歩き始めましょう。

舗装路は勾配がきついです。
分岐になるんだけど、左へ行くしかないみたい。








やがて簡易舗装みたいになって、道は荒れていきます。






しばらくすると水の音が激しくなっていきます。
ゆっくり登って30分くらいでしょうか、橋がありました。






いい雰囲気で沢があります。
ここまでくれば滝はもうすぐです。






道標によると500メートルってあります。
ま、山道の500メートルは時間かかりますよね。


あ、あった、滝への分岐です。






あそこの橋を渡っていけば展望台。






実を言うと、今日ここに来るまでこの橋が展望台だとばかり思ってました。
お恥ずかしい話です。





古くは鎌倉時代、箱根権現(神社)信仰の行者がその途上に滝に打たれ身を清めたと伝えられています。
上段、15m、下段25mと二段に分かれて流下するその姿が、龍の飛揚するかのような形に見えることから、その名がついたといわれてます。





あまりうまく写せなかった~、無念です。


さて、引き返して、先に進みましょう。
とりあえず今日のコースは前半は登り、後半は降り・・・と、あまり平らなところがない、ちょっと運動不足なオジサンには酷なコースです。

でも、登らなきゃね。






景色は植林帯があり笹がありで結構変化してはいるんですが、なんせ登りばかりで。







しかも階段の段差がけっこうあるんです。






ゆっくり登っていきましょう。

分岐にはなっているけど、ここは右の階段へ。
直進は監視路だって。






またスギの植林帯でしょうか。
階段もゆるやかになってきました。






やがて国道1号に接する分岐に着きました。






芦ノ湯へは左。
今日は小涌谷へ行くから、私たちは右に。





小涌谷へは4キロって書いてあります。

道は管理用車両も通れるように、ほら、こんなに広くとってありました。






ここにも周辺地図があったので、パチリ。






草を刈ったあとで歩きやすく、こーゆー開放感のある道は大好きです。





このコースは人気があるみたいで、同じバスで3組の方たちが一緒みたいでした。
歩き始めはほとんど同時出発でしたが、ここにきて他の人はだーれもいなくなって。
みんな先に行ったみたいです。
私たちはよほど歩くのが遅いんですねー。


あの地図から15分くらいでしょうか、「鷹巣山」です。







ここにも小田原城を攻めるためのお城があったそうです。





箱根の駒ケ岳の東方にある標高800m程だそうです。


今日はここで休憩しました。
ベンチはあるんだけど、露で濡れていて使えないので、他のハイカーと同じようにシートを広げて座る感じ。

小田原駅で買っておいた「ヤキソバパン」をいただきました。


いらない情報を書いてしまいましたが、ここでゆっくりできたので、これからの道のりも楽勝気分です。


さて、ここからは降りになります。
勾配もきついので、気をつけて降りていきましょう。





春になれば桜がキレイなんでしょう。
今度見に来たいかも。


この先には浅間山、もっと先には湯本駅と、コースは続いているんだけど、今日は浅間山には寄らずに小涌谷駅へと出ることにしました。









ここが分岐。







浅間山からも小涌谷駅へとルートはあるけど、そちらを選んでもよかったと、今はちょっと後悔してます。





ルートは左へと続いています。
皆は浅間山へ行ったのかな。
前も後ろからも誰もいなくなりました。
ちょっとラッキー!








最初はゆるやかな道でした。
快適に降りていけたんだけど、油断していると段差の大きな場所がいくつもでてきます。

しかも、落ち葉で路面が見えないので、こぶし大の岩があってもわからなくて。
足をとられるところだったー、あぶなかった~。





そうそう、「千条の滝」があるので、次の目標はそこに。






畑宿からの登りに比べるとこの降り道のほうが少しは歩きやすいかも。






通行止めがありました。
崩れたそうです。
遠回りになるのか心配なところです。






やがて「浅間山」への分岐がありました。
ほら、ここを降りてくればよかったじゃーん。








通行止めコースはここまでらしいです。
そんなに遠回りでもなかった。





ここまでくれば「千条の滝」はロックできます。


あの鷹ノ巣山から1時間で降りてこれました。





あそこに見える橋を渡れば「千条の滝」。






ハイキングコースも終わりに近づきました。






鷹巣山山麓から流れ出る蛇骨川上流に位置し、高さ約3m、幅約25mの苔むした岩肌をつたってすだれ状に静かに流れる横長の滝です。
その姿は、いく条もの糸のように見えることから「千条(ちすじ)の滝」と呼ばれています。
たっぷりのマイナスイオンと深い緑に包まれ、付近にはモミジやカエデが多く生育し、秋の紅葉もまた見事です。
7月頃にはゲンジボタルが飛び交い、幻想的な光景が見られるようです。







この滝は、長い年月の間ほとんど人に知られることはありませんでしたが、大正時代「三河屋旅館」の創業者・榎本恭三氏が、この美しい滝の存在を広く知らせたいと思い、周辺や滝までの道を整備したとのことです。
普通の滝は縦に長いのですが、千条の滝は横に長いのが特長です。
苔むした岩の間をいく筋もの水が、静かに静かに流れています。
とてもきれいな水ですが、千条の滝(ちすじのたき)は、飲むこと・汲むことは出来ません。








ベンチがあって急坂を下ってきた足にはちょうどいい休憩場所になります。
今日はあまり水量がなかったせいか、水の音もうるさくなく、癒しスポットになっていました。


さて、帰ることにしましょう。
ここから駅までは15分だそうです。





紅葉ももう終わり近いみたいですが、でもほら、こんな感じです。









やがて車道に出ました。
ここを右に下れば駅はすぐそこ。








ほら、見えた。





ここからは「箱根登山鉄道」やバスで「箱根湯本駅」に出られます。

今日はバスでの移動にしました。

登山鉄道は混んで窮屈な思いをするかもしれないし。






あ、電車が来た!







バスは小田原駅行き。
湯本駅で降りないで、小田原駅まで乗っていけばいいみたいです。
そしたら小田原丼もイケるかもしれない。



今日は全工程で3時間半のハイキングでした。
ゆっくり歩いたからね~。
でも、もうちょっと歩ける体力は残ってるかな。

そんなコースでした。