マンハッタン・ジャズ・オーケストラ Japan Tour 2012
2012年7月7日(土) 18:30開演 @京都コンサートホール・大ホール
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デビッド・マシューズさん率いるMJOのジャパン・ツアーの初日。 京都からのスタート。
関係者ならずとも、幸先のいいスタートを願っていましたが、お客さんの入り&乗りも上々!
公演のチラシには、ルー・ソロフさんの名前がありましたが、今回は来日されていないのか?
その分、クリス・ハンターさんの切れ味の鋭いアルトを堪能。 健在ぶりが何ともうれしい。
前半のセットは、Plays Disney 。 最近の映画からのヒット・ナンバーが中心のプログラム。
私の好みを言うなら、往年の「星に願いを」とか「いつか王子様が」が聴きたかったなあー。
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専用ホールでのコンサート。 音響面は素晴らしいものの、少々堅苦しい印象は否めません。
せめて気分だけでもライヴ・スポットの雰囲気に。 生ビールを一杯ひっかけてから後半へ。
洛南高校の吹奏楽部とジョイントした In the Mood は、まさにビッグバンドジャズの醍醐味。
彼らのフレッシュで真摯なプレイに触発されたMJO。 ホットでハートフルなステージに。
マシューズさんのアレンジは、メロディーの自然な流れを巧みに活かした、親しみやすいもの。
アドリブ・ソロよりは、厚みのある精緻なアンサンブルに重きを置くスタイルのようでした。
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司会進行のすべてを日本語で通されたマシューズさんの姿勢にも、深い感銘を受けました。
MJQの結成以降、熱心に支持し続けてきた日本のジャズ・ファンへの感謝の思いの表れ!