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タピオカとサゴ

2024-02-27 | フィリピン

タピオカ

「タピオカ」は、キャッサバ芋から取るタピオカデンプンを丸めたタピオカパールです。

フィリピンではこれを「サゴ」と呼ぶこともあります。

厳密にはサゴとタピオカは全くの別物です。

サゴヤシの木の幹から取ったデンプンから作ったものが「サゴ」なのですが、最近の「サゴ」はタピオカデンプンで作られているものが多いので、大まかに「サゴ」=「タピオカ」は似たような食べ物です。

サゴヤシの木

「サゴ」とは日本ではまだ聞き慣れない食材です。

フィリピン、マレーシアやインドネシア・パプアニューギニアなどでは古くから食べられているデンプン質食材です。日本でも知られるようになったタピオカはキャッサバ芋から精製されたデンプンです。

サゴは、サゴヤシという椰子の木の幹に貯えられたデンプンを精製したものです。サゴプリンやサゴボールは樹の幹からできたデザートです。
 穀物は種子・子実の貯蔵デンプンを食べる。根・塊茎の貯蔵デンプンを食べるのはイモで。こういった穀物・イモが世界の主食のデンプン質のほとんどを占めているのはよくご存じのことだと思います。

樹の幹に貯えられたデンプンを利用するのは、サゴヤシくらいです。
 サゴデンプンは、伐採したサゴヤシの幹の髄の部分を削り取り、水を加えて絞り、濾してから、水でさらして沈殿させて採ります、サゴヤシの木を自然界にたくさん自生していて栽培の手間が要らないため、イモや穀物より効率よくデンプンを収穫することができます。
サゴデンプンを熱湯で溶いて葛湯のようにドロドロにしたものや、ビスケットのように焼いて食べる方法、バナナの葉で包んでから加熱しチマキのようにして食べる方法、ネットの中へ小さなボール状にして茹でるサゴボール(アイスティーはじめ、様々なドリンク、デザート等に使われます)

 

フィリピンでは、サゴを使ったデザートには、

寒天ゼリーとサゴと氷にブラウンシュガーで作ったシロップを加えたサゴ・グラマン。

マンゴーとサゴにココナッツミルクを加えたマンゴー・サゴ。

柔らかい豆腐に黒蜜で味を付けサゴを加えたタホ。

などがありますが、タピオカパール入りのミルクティーはじめドリンクの激戦区で、ローカルで5ペソから100ペソとバリエーションも豊富です。

サゴはスーパーや市場で乾燥した球状の者が売られています。結構な手間がかかります。現地の方につってもらえば失敗はないと思います。

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