メリル・ストリープの最新作で、音痴のソプラノ歌手と言われながらも、音楽の殿堂カーネギーホールでコンサートを行い、伝説として今も語り継がれる実在の人物フローレンス・フォスター・ジェンキンスの半生を描いた映画です。
(これが先週観た2本目の映画です。)
音楽物と共演のヒュー・グラントが好きと言う事で観にいきました。
コメディと聞いていたので軽い気持ちで観ていたのですが、途中から涙が止まらなくなり、泣き笑いと言う感じでした。
1940年代のアメリカと言う決して明るいばかりではなかった時代を背景に、音を外しても喜びに満たされ、高らかと歌うフローレンス。そしてそんな彼女は超満員の人々に感動を与えます。彼女を通して、ゴスペルを歌う者として、賛美に対する姿勢を考えさせられました。うまく歌おうではなく喜んで神様をほめたたえる。これが原点だと言う事。そこに神様の臨在が注がれるのですよね。