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今日は2月14日バレンタインデー。

ですが、旧暦カレンダーを見ると今日は年の瀬、12月29日です。

旧暦だと明日が旧大晦日(12月30日)となり、明後日16日が旧正月の1年の始まりとなります。

西暦2018年2月16日は、水瓶座新月でもあります。

新月と旧正月が重なる、これはもちろん偶然ではなく、旧暦は太陰暦という月のリズムのカレンダーであるからです。

旧暦1月1日は、通常雨水(2月19日ごろ)の直前の新月となり、毎年1月21日ごろから2月20日ごろまで移動します。

中国をはじめ、東アジアの多くの国は、太陽暦のグレゴリオ暦1月1日の正月ではなく、旧暦の正月を盛大に祝いますので、これから本当の2018年が始まります。

新月は始まりの象徴、もちろん旧正月も始まりの象徴、2月16日の水瓶座新月は、月のリズムの旧暦から見たらダブルスタートの貴重なタイミングです。

新月となるのは、日本時間の2018年2月16日6時6分

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さらに、今回の新月は部分日食となっています。

新月と日食が重なるのも、旧正月と同様に偶然ではなく必然であり、太陽と地球の間に月がやってくる新月だからこそ日食(月の影)が起こります。

今回は部分日食であり、日本から見れず南極などの一部の地域で観測できるようですが、日食のピーク時刻は日本時間の2018年2月16日午前5時51分29秒となります。

月食に限らず、日食こそ不吉な出来事が起こる予兆であり、太陽信仰である日本の天皇家は、日食を見るのはもちろん、外に出ることすら禁止して引き篭もって日食が終わるのをじっと待っていたと言います。

確かに、日本の天皇家は、天照大神の末裔、太陽神である天照大神が月に隠され、光を失ってしまうのは、いわゆる「天照大神の岩戸隠れ」であり、岩戸隠れによって世の中が闇に閉ざされ、荒廃してしまった神話からすれば、日食が不吉であるのも納得です。

一方で、これは太陽信仰側から見た一方的な考え方であり、この太陽を隠す月をスサノオとする考え方もあって、この太陽の死と再生の儀式は、世の中の立替え立直しを司るスサノオの登場という見方もあります。

いずれにしても、日食は「死と再生(復活)」の象徴でもあり、天照大神とイエス・キリストを同一視する人々からは、イエス・キリストの「死と再生(復活)」でもあるようです。

新月という月の再生の始まり、旧正月という新しい1年の始まり、日食という死から再生の始まり。

2018年2月16日の水瓶座新月は、トリプルスタートともなり、気持ちも心機一転、行動も新たな取り組みをするには最適な日となります。

ちなみに、日食と月食はセットで1年に2回ほどやってきます。

次は半年後の2018年7月13日の部分日食、7月28日の皆既月食、8月11日も部分日食がまだ続きます。

新年は1年に1度、新月は1ヶ月に1度、食は半年に1度の節目となります。

旧暦正月と日食が重なるのは、2008年、2009年以来であり、実に8年ぶりとなります。

「でも、旧正月や旧暦は昔の人の考え方でしょ?」

今は日本もすっかり新暦(グレゴリオ暦)の時代、なかなか旧暦に馴染めない方のほうが圧倒的に多いかもしれませんが、日本で新暦が適応されたのは、今から146年前。

1872年の明治5年12月3日からでした。

日本の暦は大和朝廷が制定したもので、飛鳥時代の西暦604年に日本最初の暦が作られたとも言われ、少なくとも旧暦は1300年近く利用され、現在の新暦よりもずっと日本では馴染み深いものであったようです。

そもそも西洋からやってきたグレゴリオ暦も歴史は長くなく、時のローマ教皇グレゴリウス13世がユリウス暦の改良を命じ、1582年10月15日から始まったものです。

そして、そもそもの西暦の紀年は、救世主と呼ばれたイエス・キリストの生まれた翌年が始まりとなってますが、これも西暦525年、ローマの神学者ディオニュシウス・ エクシグウスが提案して決めたものです。

今の世界の暦は、イエス・キリストの誕生から始まり、イエス・キリストを信仰するキリスト教によって西暦、グレゴリオ暦が決められ、日本も明治維新を経て、いつの間にか、このキリスト暦が適応されています。

繰り返しになりますが、西洋の信仰の中心であるイエス・キリストは死と復活。

日本の信仰の中心である天照大神もまた、岩戸隠れと岩戸開きの死と復活。

古事記や日本書記をはじめ、歴史や古文書、神話は時の権力者によって改ざんされており、日本という国を作った大和朝廷は、それ以前の日本の歴史や文明を隠すため、天照大神を日本の中心に持ってくるように試行錯誤したものだと言われています。

その背景には、実は天照大神は男神であり、さらにその実態は、海外からやってきたイエス・キリスト信仰を天照大神として祀って隠していると。

西洋文明による日本のキリスト教化は、何も明治維新から始まったものではなく、すでに大和朝廷の頃から始まっていたものだとも言われています。

先月末に起こった、152年ぶりの「スーパーブルーブラッドムーン」は、明治維新前の再来であり、再び明治維新のような大きな変化の波が日本でも起こると噂されていますが、これから起こることは、150年の日本の歴史どころか、世界で見れば2000年のキリスト文明の革命、宇宙の規模で見れば古代文明の終焉から1万3000年、銀河一周2万6000年ぶりの大革命の節目であります。

天(宇宙)に「赤い月(月食)」「黒い太陽(日食)」が出現することは、聖書の中でも予言されていたことで、この世が終焉していく前半の光景で「太陽は毛の粗い布地のように暗くなり、月は全体が血のようになった」という記述があります。

聖書の物語は、1つ2000年となっており、2000年ごとに新たな聖書の物語が始まり、一方で2000年ごとに1つの物語が幕を閉じます。

聖書で告げられる終末の世は、今のキリスト物語が終焉を迎える時であり、その合図は、西暦2000年を超えた今、数々起こっており、もう間もなく本格的な移行期間となります。

そして、西洋の預言書である聖書に対して日本の預言書である日月神示の中にも、大峠や三千世界の大洗濯が来る直前の大きな兆候として「月は赤くなるぞ、日は黒くなるぞ」という記述があります。

これから起こる大転換期は、この150年間の日本における常識や非常識の転換ではなく、大きくは2000年の常識や非常識の大転換となります。

あらゆる預言でも伝えられているバチカンの終焉は、2000年に渡ったキリスト文明の終焉でもあり、近い将来に地球維新が起こった時、今の西暦という考え方そのものが変わってしまって、新しい暦が生まれてもおかしくはないタイミングです。

日本もまた、キリスト信仰が入ってくる前と後では、大きく国のあり方も変わっており、キリスト信仰や天照信仰、太陽信仰前の世界と太陽信仰後の世界との統合・和合の時代が今から始まると思います。

イエス・キリストとは本当は一体どんな人物だったのか、神だったのか、人だったのか。

その死と復活、彼が本当に伝えたかったことは。

それらの真実が明らかになるかどうかは別にして、途中から歪んでしまった信仰が1つの終焉を迎えるのは間違いなさそうです。

この歴史を2000年間作ってきたユダヤ人達が、最後の仕上げの動きに入り、日本の天皇家もまた、その流れに基づいて、すべてが予定通りに着々と地球維新への移行に向けて進んでいます。

今回の維新は、天地がひっくりかえるような大転換。

日本の常識や世界の常識のレベルではなく、地球の常識が非常識、宇宙の常識が地球の常識となってくることでしょう。

宇宙の常識=天の理、そこには地球人という存在の起源とともに、創造主と呼ばれる神の真実、この次元が存在している本当の意味、そして魂や意識と呼ばれる存在が、どこからやってきて、どこに還るのか、その辺りの真実も、またこれまでの常識とは違った常識になっていくと思います。

とはいえ、まずは現実世界の今の時間を自分らしくワクワク生きることが大切な時。

2018年2月16日の始まり(新月)の始まり(旧正月)の始まり(日食)の日。

意識や魂の再スタートの心構えで、今生、今年の抱負を一新するチャンスかもしれません。

なお、新月も日食も節目(ターニングポイント)のタイミングなので、電車や車でいえば、その前後は曲がり角を曲がっている最中。

カーブを曲がっているとグラグラと揺られてしまうので、心身もまたグラグラ揺られて不安や心配が増して落ち着かなかったり、体調をちょっと崩したりしてしまいます。

心身ともに調子が悪くなっている人がいるかもしれませんが、これはカーブを曲がるために起こっている自然なことであり、あまり心配せずに自分の心の声、身体の声に耳を傾けて、無理をせずに過ごすことも大切かもしれません。