迷彩のブログ Ⅲ

北海道在住の田舎暮らしです。日々の出来事や趣味のポン付けLEDバルブ等について、不定期に書いていきます。

赤と黒のLEDポン付けバルブ F2の色違い   迷彩のブログⅢ

2020-04-22 13:25:51 | LED

久々にポン付けLEDバルブの記事ですよ

今回アマゾンで購入したのはコチラ↓

既に現物が手元に届いているんですが、箱も本体もF2と同じ物のようです。

ふつうのF2

明るさはほぼ同じなので、中身も全く同じだと思っていたんですが

相違点が有ったので挙げておきます。

↑本体の比較写真。

パッと見でソックリなんですが、素子が載ってる基板を押さえて固定している部品(赤い部位)のデザインが微妙に違ったり、放熱フィンのテーパーの部分~後端にかけての寸法違い、後はHB3の台座?口金の3つの爪のサイズ等。

↑ドライバーボックスと本体の間にあるコネクターの端子の数が違う。

バージョンupでの変更なら良いのですが・・・・パチモン臭がしないでもない。

 

※7/8追記

雨降りで暇だったので、暫くぶりにこのF2っぽいやつをじっくりみてみました。

2個の内一個は不点灯の状態だったので、素子の基板を外してF2と合体させました。

普通に点灯したので、どうやら素子に関してはF2と共通の商品だったみたいです。

 

 

 

 

 

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=yGuSjZpYpH4

 

 


CREEのXD16 再び・・・  迷彩のブログ Ⅲ

2019-11-14 19:24:10 | LED
おかげさまで、興味を持って読んでくれる方が今でもいらっしゃるようで
嬉しい限りです😊 
※アメリカの好事家がH4仕様のF2と、ハロゲンバルブのフィラメントの比較画像を撮ってくれてました。
さて、今回またXD16の記事を書くことになったのですが、主眼は2つ
1.ポン付けバルブに採用され出したので、その製品に関して
2.何故かXD16を使用している事に頑なに触れない風潮
以上の事柄を独断と偏見交じりで纏めてみようと思います。
本題に入る前におさらい的なものを貼っておきます。
最高レベルの光束密度を実現したLED
"XLamp® XD16"は、CREE社 が提供する Extreme Density (超高密度) LEDです。
1平方ミリメートルあたり284lm以上の光束を出力することができます。
また、チップサイズはわずか1.6×1.6mmであるため、高密度に基板実装が可能で、
非常に小型/高輝度なLED照明モジュールを実現することができます。
各種検査用光源、屋外/屋内高輝度照明等、
高密度で高輝度が要求されるアプリケーションに最適です。

以上が大変簡略ながら判りやすいプロフィールです😍 
要は、1.6mm×1.6mmの小さな素子で
最大726lmの光束を出力することができます。
これはとんでもない数値なんですが、比較するとしたら・・・
ソウルセミコンの SZ8-Y19-W0-C7 

一回り大きい韓国が誇るCSP素子ですが


御覧の様に、1.5Aで535lmという数値
1平方ミリメートルあたり284lm のXD16に対して
1平方ミリメートルあたり165lm のSZ8-Y19
と言った感じでした。

(かなり長めの)導入部は以上です。
で、本題。
このXD16を使ってる「国産」ポン付けバルブを紹介します。





以上が、今のところ確認できている
国産「XD16素子」使用のポン付けバルブでした。

順番は発売開始の順で並べました。
効率のいい素子ですから、比較的に省エネでしっかり明るいってのが共通点。

さて、・・今回のテーマその2の「何故か素子の名前を明記しない」風潮に関してです。
今回各商品のパケ写真や商品の説明をじっくり読んでみたところ
2つの商品はXD16を使ってる旨の表記が有りました。 
しかし、1商品は隅から隅まで読んでも、使用素子の記載は有りません😖 
ウリにならないとお考えなのでしょうか?PIAAさま?
まあ、昔からそういう主義をお持ちのようなので、とやかく言うつもりはございませんとも、ええ
とは言え、なぜ素子の正体を隠すのか腑に落ちない、まったく・・・
…とりあえず発表当初から注目していたXD16が市民権を得たみたいで、
嬉しい限りです😌
 

あと、未確認ではあるものの、
2014年にCREEと業務提携を結んだLextar Electronics 社に
素子を作らせてるIPF株式会社 の最近の製品も、基本コンポーネンツとして
XD16のダイを使ってるような気はします。
今回はこの辺で😷 

H4仕様ポン付けLEDバルブ・・・ハロゲンに迫るカットオフライン

2019-06-23 08:34:00 | LED

記事の投稿自体がすっごく久しぶりです

今回ご紹介するのは、H4仕様の中華製LEDバルブですよ

アマゾンで購入できる、リーズナブルなポン付けLEDバルブです※現在扱い無し

 

今回、この商品を試してみたくなった理由なんですが、これは2月に記事にしたF2シリーズとよく似ていたためです。(※下記参照)

久々にポン付けLEDの話題です。F2

このF2の特徴は、現在出回っている有象無象の後付けLEDバルブでもっともハロゲンの光源に近い物理構造という点。

素子は1.6mmのCSPを三つ組み合わせたものを使い、超極薄の銅基板に実装されているため

ハロゲンのフィラメントと似た光学的な特性を持ちます。

 

さて、ここで問題です

では何故普通のF2を買わなかったのか?

答え=このF2はちょっと明るすぎるんです

H4であまり強烈に明るいバルブを使うと、グレアが酷くて対向車とトラブルになる可能性があります。

あと、某掲示板での報告によると寿命が短くてお話にならない・・・らしい。それは最悪です

なので、この黒いバルブに触手が伸びたわけです。

実測してみたところ、12.06V×1.65A=20W辺りという事で、昨今の中華のポン付けではとても控えめな消費電力。

本家?のF2は36Wですので、そのへんからも何となく長持ちしそうな気配がします

現物を机上テスト中のサーモ画像を撮りました。

上は点灯後10分経過時の本体、下はレギュレーションボックス。

このポン付けバルブはコントロールボックスがとても変わった場所に有るのですが

80℃近くまでの高温になる為、車体側のコネクターに悪影響が出ないよう祈るばかりです・・・

次は壁ドン

この車には元々G7シリーズのポン付けがついてました。まずそっちの壁ドン

お次が今回買った黒いの

見比べると、22WのG7が若干明るく、下方向も広く照らしてる様子が判ります。

下側が明るいのは、G7の遮光スプーンの内側を鏡面仕上げにして影が出来る方向に光を飛ばしてる所為かな~?

明るさ的にはハロゲン程度で良いので20W辺りがいろいろと無難なのかもしれません。

ちなみにハロゲンの壁ドンも張っておきます。(とても明るく写っていますが、上2枚とは露出等の条件が異なりますので比較にはなりません)

今回買った黒いのがハロゲンの壁ドンと大よそ同じカットラインなので、その点に関しては満足しました。

 


久々にポン付けLEDの話題です。F2

2019-02-08 14:33:00 | LED

タイトル通り、かなり長いスパンを経てのポン付けLEDバルブの記事ですよ

今回購入したのはこちらの商品↓


アマゾンとかでは通称「F2」 と呼ばれています。↓https://www.amazon.co.jp/dp/B07L92ZR3N

概要として

・付属の工具で取り付け角度の調整が出来る。
・コネクター極性は無し。
・光束は、おなじ製品のオートサイトAS90で6400㏐/2個。
・DC9-32Vという表記になっている(AS90では12V専用) 等



今回、これを購入するきっかけとなったのは、毎度の如くの某巨大掲示板での書き込みです。

思えば以前からこの商品の話題はよく目にしていたんですが、H4仕様の書き込みが殆どで、ありふれた外観や、あまり芳しくないレビュー内容って事も有り、まったく興味が無かった商品でした。

ただ、改めて写真をじっくり見ると、なんか使用している素子が、CREEのXD16に見えない事も無い?

一見してCSP素子であるXD16の形状とはかけ離れたものですが、なぜそう思ったのか?といいますと、以下の認識に基づくものです・・・

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最近の中華ポン付けバルブを見ると、韓国のソウルセミコン社製のCSP素子を3つ組み込んでアッセンブルしたパッケージが多々見受けられるのです。

例を挙げるとP9や新P9の素子↓


これは寄った写真で見ると歴然としてますね。おそらくサイズ的にソウルセミコンのSZ8-Y22ではないか?と思われます。


根拠としては、中国でまだCSP素子は作ってないような気がする、サイズ2.2㎜のは今の所ソウルセミコンの他に作ってないような気がする・・・程度です

さて、そう考えると他の中華ポン付けバルブでも同じ作りのLED発光部を持つ物が散見されます。

例えばこれ↓


これもアマゾンで購入できる中華ポン付けバルブで、https://www.amazon.co.jp/dp/B077YLX3RB


(25W位の消費電力、小ぶりなサイズで箱無し一体型、超薄型発光部でビームの纏まりがとても良い品です。)

これに関しても、サイズ的にソウルセミコンに有る1.5㎜のCSP素子SZ8-Y15ではなかろうか?

なので、同じCSP素子のXD16がこういう使われ方で市場に出てきても何の不思議も無い!(断定)

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という、いわば妄想?思い込みの類の心理状況で、ついつい手を出してみたわけです(冗長でスミマセン

で実際手元に届き、素子部を接写したものがこれです↓


・・・・・・う~ん、これはちょっとね、多分違いましたね

サイズ的には1.6ミリ幅の正方形の枠が3つ見えるんですが、上のP9とかの見た目とは全く違います。

ま、しゃーない。ソレはそれとして、卓上チェックです。

点灯直後   →     12.33V×2.70A=33.3W 
10分経過  →     12.33V×2.55A=31.5W 



レギュレーターBOXのサーモ画像 点灯10分経過


消費電力がそこそこ大きい割には人肌程度しか無い36℃ 

ファンの騒音に関してはP9並み?で、振動よりは風切り音がちょっと大きめ。

壁ドン画像(左:F2 右:P9)


F2のみ


P9



一見してP9が明るいように見えます。  ・・・が、それぞれが照らしている範囲の中央部分に注目するとF2が明るいのが判ります。

以前P9と壁ドン比べした数点のポン付けバルブだと、こういう結果になった製品は有りませんでした。

PIAA LEH121 関連記事→

続・PIAAのファン付きプレミアム LEH121のプレビュー

↓これはこの記事の中ほどに出てきた25Wの一体型のやつです



上の2つとも、極薄一枚基板で小さな発光部という事で、引き締まったビームという点ではP9より収束した照射範囲ですが
ピークの明るさではP9と変わらないのが判りますね。(それそれ共に消費電力は25W辺りでした)

総括
値段的に5,000円~10,000円と、販売店に依っては
随分と開きが有る本商品ですが、
最安の所で買っても製品の差は恐らくありません。
この値段で買える中華ポン付けバルブの中では、
構造的に見てもハロゲンの光源に限りなく近いのは間違いない。
H4仕様ではあまり長寿が望めないといったレビューが有り、
常時点灯するライトとしては不安が有るものの、
Hiビームとして用いるのであれば数年程度の寿命が見込めそう。
興味が湧いた方は、是非!

久々にポン付けLEDバルブ! P9と新P9の比較検証

2018-05-13 19:31:00 | LED

​某掲示板の方には既に貼った写真や情報の焼き直し版なんですが、明るい!短命!でおなじみのP9と新P9の比較と多少の改造方法を纏めてみますよ​

まず、このブログでも過去に扱ったP9に関して詳しく書いた​過去記事→ブレークスルーしたポン付けLEDバルブ P9 HB3仕様​​

で、今回初登場の新P9とP9を並べてみた図
観て判る様に、ほぼほぼ同じ物と思ってもらって構わないほど、この2つは似ています。
まず消費電力は簡易計測で双方とも42W辺りで滅茶苦茶明るく、素子の発光部分が結構大きいため照らす範囲も大味です。
 
まずは純正ハロゲンとP9の壁ドン比較

続いて、新P9と純正ハロゲンの比較

撮った日は違いますが、だいたいそれぞれの照射パターンがどんな感じか見当が付くと思います。

P9は、出来る限り収束させる位置に素子が配置されているのですが、新P9はかなりピントがずれているのが判りますね。

​タイトル写真(1枚目)を観ていただけると判るのですが、双方の素子の取り付け位置にはかなり違いが有るのが原因です​

​これは・・・新P9の方がおかしい。なんていうか設計段階からミスしてるように感じますよ。どうしちゃったんでしょう​

 

そうほうを同時→新P9だけ→P9だけ  ・・と続けて貼ってみましたが、これを観てもどう考えても新P9は拡散しすぎていて、あまり使い物になるような気がしませんでした。

なので改造です​

↑ 左は箱だし状態 右が改造済み 

要は、純正バルブの台座からフィラメントまでの寸法に合わせて、新P9の放熱フィンの上部をサンダーで削り、台座の位置を数mmほど下げる加工です。

固定には新しいネジ穴を開けて、タップでネジ切りするのが完璧なんでしょうが、面倒なので瞬間接着剤で固定です​

結果的に壁ドンしてみたらP9と全く同じパターンになったので、まあ善しとしました。↓​

 

さて、双方がかなり似たプロフィールなのは理解して頂けたと思うのですが、細かく見ていくと結構大きな差もあります。

一枚目がP9の分解図で、下が新P9の現物をばらした図ですが、素子が張り付いているベースの仕組みに最大の違いがあります。

​P9はみんな大好きヒートパイプを採用。それに対して新P9は最近のIPFのLEDバルブで使われた技術の真似品?

流石に、国産最先端を往くIPFの技術を細部までパクッては居ないようですが、時期的に見ると参考にした可能性がかなり有りますね。

新P9に関しては赤銅の無垢​​物・・言ってしまえば単なる銅板にプリント基板を貼り付けた感じです。

ただ、この方法を採った事で表裏の素子がかなり近くなり、ハロゲンにかなり近い照射パターンが望めるのでは?と、かなり期待していましたが

P9とほぼ同じパターンしか出せません​う~~~~ん、不条理だわ

今のところ、PIAAのLEH121が収束という点のみで見るなら一番ですわ。

ここまで収束しちゃうと、最初は若干不安なんですが・・・そのうちに良さが判って来ます

ただ、某巨大掲示板の方でP9と新P9の耐久試験をする旨書き込んだ手前、交換してどちらかが切れるまでトコトン使い倒してみますわ​

次回は何時になるのか、ちょっと予想がつきませんが・・・悪性腫瘍の最終治療行程であるところの「放射線治療」で入院予定だったのが通院に変更になったので、そこそこ使用頻度が高く推移する見込みなので、意外と早く決着が付くかもです。

では!

※5/16 追記

改造済みの新P9とP9の壁ドン比べ。

まずP9

DSC01246.JPG

続いて新P9

DSC01247.JPG

同時点灯

DSC01248.JPG

まあまあ似た感じになってますが、新P9の方が少し収束してるような感じです。