満天横丁に住まう妖怪のひとり言

満天横丁に住む満天と申します
最近、猫妖怪化してきており更新は不定期ですが…
ひとり言にお付き合い頂ければ幸いです。

甘酒

2009-03-16 | 食い物のハチャメチャ
新潟に住んでいる友達から「酒粕」をもらったもんで…
料理に使っておったんだが、フッと思い出して
「甘酒」を作ってみた(笑)


↑この画像…「ドイツりすさんの、遠慮したい料理の画像によく似てる…(笑)

酒粕を水で溶きながら「すり鉢」ですり、砂糖を加えて煮詰めるのである
そこそこ、美味い(笑)

本物の「甘酒」は、酒粕を使わず米と麹で作る
そっちの方が断然、美味いのだが…メンド~なんである(笑)

その面倒な食い物を、よく私のバー様は作っておった

「甘酒の作り方」
米でも良いが、もち米だと尚良い

もち米を「ユル~~ク」炊く(笑)だいたい一合ぶんくらい多い水で炊く

麹をパラパラする程度まで、ほぐして置く

「ユル~ク」炊けたもち米を、ボールに移し5分ほどジっと待つ
多分…炊きたての温度から少し冷ますんだろうの~でもまだ熱かった覚えがある
だいたい米と同じ分量くらいの麹を入れ、一緒に混ぜる

で、ココで私は、バー様に呼ばれる(笑)

大鍋に湯を張りストーブに乗せ、
その鍋の中に入る程度の鍋に、米と麹を混ぜたモノを入れ
そこに長い温度計を突っ込む。(つまり…湯煎だな…笑)

その温度計を60度にキープしながら、鍋の中をかき混ぜるのである

私の担当は、老眼のバー様のかわりに温度計を見る係りである
私がボ~っとして許される範囲は65度まで
バー様の念の押しようが尋常ではなかったので、緊張した(笑)

昼過ぎから始めて、晩飯時くらいまでの時間だったから…5時間以上かっ!?
子供には辛い作業であったな~~。
(ま、ココで昔話を色々と聞いたがの~笑)

時々味見をしながら、ドロドロのグツグツになったブツをかき混ぜる
この味見がクセものでの…
バー様と一緒になって味見に参加するもんだから
晩飯時には腹が一杯になっての~~結局、親に怒られた

だいたい仕上がったら、漬物に使う時はココで完成
甘酒として飲む場合は、この後にもう一度高温で一煮たちさせる
ナゼかバー様は甘酒を一升瓶に入れ、押入れにしまっておった
(押入れに入れておけたのは、極寒の北海道だったからかもしれん)

バー様は…
ソレを少し鍋に入れては水で溶き、一煮たちさせては美味そうに飲んでおったな
大事に大事に飲んでおった。
手伝ったのに…孫には最初の一杯のみ。あとは一人で全部飲んでおった。
ソコだけが…今でもゆるせん!(笑)

その後、何処で甘酒を飲んでも
あのバー様の味にはかなわん。
こんな風になんとな~くだが、作り方は覚えておるんだが…
自分で作る気にはとうていならない。

だいたいの分量でも美味しく作れる
肝心なのは、温度と味見である
酒粕で作るよりも、断然美味いのは保証するぞ~(笑)

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