散歩写真をBGP(Back ground Photo)に
日々の徒然、主にたべもの。
わたしの居場所~M's Lunch Boxes



中学2年くらいから高校卒業するくらいまでの時期の愛読書、
私のほとんどがこれで形成されたかもというくらい
影響を受けたかも知れない。

学園紛争激しい頃、京都の大学に通っていた高野悦子さんという女子大生が綴った日記です。
当時私はまだ小学生でしたので、そういった活動には当然縁もなく
彼女が鉄道自殺した後出版された本で、知りました。

同じくらいの少女が綴る日々のこと、受験勉強、学生運動へのあこがれ、
自分がこれから経験していくであろうことが
時系列で書かれていたこの本は、
単純に「この人みたいになりたい」ではなく
自分がどんなふうに生きていきたいのか考える指針になっていました。

でも意外にこの本について友達と語ったこともなく
私が思っているほど他の人には受け入れられていない本なのかも?とおもっていました。

先日、メル友むーこさんと京都の話をしていたとき、
pさん「20歳の原点」とか…読んでるよね
というくだりがあり、付き合い長いけれど
この歳になって、彼女もこの本に影響を受けていたんだ と新たなる発見。

そしたら この新装版が出版されたとのこと。
若い読者向けに 当時の用語解説までつけて。
そして、もとの日記は大学ノートに横書きで書かれていたので
今回の出版では、それを尊重して横書きの出版物になるとのこと。

これを見たら、新装版…読んでみたくなりました。
初版のものは当然縦書きのもので、
そのころ読んでいても、多分横書きだったらずいぶん印象が違っただろうなと
私も思っていたので…。
当時は、日本語は縦書きで表わされるべきだ という風潮が
まだまだ強かったと思う。

新聞の「人脈記」では、高野悦子さんのお母様が取材を受けていて
当時は全く考えもしなかったご両親のことまで想いを寄せてしまいました。
二十歳の原点 (新潮文庫)
高野 悦子
新潮社


二十歳の原点 [新装版]
高野悦子
カンゼン




コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )



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コメント
 
 
 
へぇーー (noriy)
2009-06-20 12:25:41
読んだ事無いですーー
その頃知っていたらもっと違う人生を???

私が小学生、その学生紛争のころで通学路に
大学があったのでそれはもう、鮮明に覚えております。
バリケードや変な格好のお兄さん、お姉さんたち。
板やあらゆる所の壁に白や赤でうわーーーーって一杯小学生には理解不能の字で書いてあって異様な光景でした。
いや・・理解?出来たかもしれないけど恐さのほうが強かったかな・・

大きくなってからあぁ。あれが学生運動の・・と理解したのでした。

二十歳の原点、読んで見たくなりました。
 
 
 
RE:そうそう (pm@管理人)
2009-06-20 13:50:48
★noriyさん

舞台は京都なんです。
noiryさんだったら、きっと読まれたら 地図上でもわかるから
よりリアルに読めるのではないかしら?

私はこの本の影響で京都の大学に行きたいと思ったくらい…。

小学生のころ、こちらは東大が近かったので
やはり名残りの装甲車だとか目にしているので
怖いとか恐ろしいというイメージがありました。

機会があったら ぜひ。
 
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