少し前から、夫が妙に麻生久美子麻生久美子と言っていたのは
この映画の影響らしい。
実は、わたくし意識していなかったのですが
ここ2.3年くらい 麻生久美子さんの出ている映画を何本か観ていました。
映画館で観たのは「インスタント沼」「お・と・なり」あ、「有頂天ホテル」も。
DVDでは「純喫茶 磯辺」とか「時効警察」。
思っていたより 観ているじゃん(笑)
この「夕凪の街 桜の国」は薦められて観たものの
とてもいい映画だと思いました。
広島で被爆した女性とその母、弟、そして時を経て
弟の子どもたちが登場するドラマは
まさに「風化」されてきている被爆国としてのメッセージを
忘れてはいけないと。
3年ほど広島市民だったことがあります。
それだけでなく 夫の両親は広島出身。
広島に住んでいたころ(前にも書いたことがあるかもしれませんが)
8月6日は 街全体が喪に服しているような静けさがあり
街のあちこちには 核兵器許すまじ とか 8月6日を国民の休日にすべきだ というようなスローガンが
掲げられていたのが印象的でした。
広島の人は ちょっと閉鎖的だな と感じたのもこのころです。
決して 排他的と言うのではないのですが
この映画を観てみると なんとなくわかるような気がしました。
原爆投下によって 同じように過ごしていた人々が生と死に分けられる。
なぜ あなたが死んで わたしが生きている、
なぜ あの子が死んで あなたが生きている
そういった思いを常に抱いたまま 暮らしている人々の気持ちは
多分 わたくしたちよそ者には なかなか理解できなかったのだろうと思います。
映画もよかったですが 薦められて先に読んだ原作もとてもよかった。
この作品に関連しているこちらもお薦め。
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今日のニュースで、25年前の日航機墜落事故のことを振り返ってました。
その後のニュースで、太平洋戦争のことを。
数日前には広島・長崎の原爆のこと・・・
人間は、一体いつになったら、後悔しないですむような賢い動物になれるのでしょうか。
日航機墜落事故の遺族が「事故のことを忘れないで」と言っておられました。
つらいこと、悲惨なことから目をそむけがちなワタクシです。
でも、賢くなくても、愚かにだけはなりたくない。
「この世界の片隅に」も読んでみたいと思いました。
最近 いろいろなことが自分の中でも風化しているのが恐怖です。
戦争や事件や事故はもちろんですが
自分の発した言葉や反省すべきもろもろ…
そんな自分に気づかせてくれたのがこの作品。
「この世界の片隅に」の主人公は
nさんに雰囲気似ています。
(キャスティング友の会 会員番号2番。1番はnさんね)
読んだ時 なんとなくnさんを思い浮かべてました。どんなふうに思われるかな?
ちょっと楽しみ。
もう一度見直さなくては!
(ハケンの品格では はずしてしまったので、今度こそ!)
少しコミカルな…
なぜか堺正章さんが出てこられると
空気が和らぐような気がするのはわたくしだけ?でしょうか。
本当に、素直に泣けました。
被爆されたかたたちの こころの傷を初めて考えさせられた作品です。
毎年ニュースで見ると思うことがあるの。
もし、小倉の上空が晴れてたら・・
はじめの計画通り小倉に投下されてたら・・
私は、今ここにいないんだろうなって。
実際、経験した人たちの思い辛さ・・って
私たちよそ者にはわからないよね。
お盆休みはゆっくりしてるのかな?
わかったふりはしたくないけど
人の痛みを少しでも理解するために必要なことかと思います。
お休みいかがですか?
こちらはだらだらと相かわらず(笑)
桜子さんの、素敵なコンサートレポート楽しませていただきましたよ(*^^)v