散歩写真をBGP(Back ground Photo)に
日々の徒然、主にたべもの。
わたしの居場所~M's Lunch Boxes




暑中お見舞いがてらの 山の画像を少し。

今日のような長いタイトルを付けてしまうと、
サイドの画面で折り返されてしまうのが好きでないので
できるだけ短く端的にタイトルを付けるように心がけていますが
(適当に書いているように見えて 実はいろいろ自分なりの規定があるのだ)
なんとなく 今日は一枚目に素直になってみました。

実は空に届くほどの標高ではない場所ですが
先週出かけた赤城山山頂駅跡での空。

1957年に東武鉄道が開通させた赤城山 利平茶屋と山頂を結ぶケーブルカー。
当時は都心からの観光地として栄えたものの
JR(国鉄)が引かれたことなどの影響で観光客の減少により
1968年に廃線となった路線の跡地です。

購読している群馬の名所を配信するフィードで 少し前に見つけて
山頂駅からの画像がとても心惹かれるものがあり
SL水上号を見たがっていた夫とも意見が合い 早速行ってみることに。

  水上号は 残念ながら運航日でなかった…ので 多分また後日。

この山頂駅跡は 現在はサントリーのビアハウスになっているとのことで
ナビをビアハウスに設定して出発。
三連休中だったので 少々道路は渋滞気味でしたが
早目に一般道に降りたりして(ナビがお利口)
お昼ちょうど位には周辺地である富士見村に到着。

やはり 目的地の前にご飯です。
目的地は調べてくるけれど ご飯を食べるところはいつも成り行き任せ。
でも 今日の貴重な一食、感を働かせて選ばなくてはならない。

アレっ!と思えども ハンドルが間に合わないことも多く
目を凝らして前方の看板を見分けるのがわたくしの仕事(笑)

そんな中で ネーミングと看板の親切さからたどりついたのが
肉汁うどんの だんべ さん。

先日 埼玉の「すったて」を食べに行ったとき
この熱い肉入りのおつゆにうどんを付けて食べるのを「武蔵野うどん」というのだと知る。
こちらのだんべうどんもその系列?

三合・五合・七合と盛りが選べるが
(このあと山頂でソフトクリーム食べるから 多分)と三合盛りにして
ビックリかき揚げをひとつ頼んでみる。



手打ちならではの野趣あふれるおうどんと 
鰹節ではないだしが 最初はあれ?と思わせたけれど
最後には しっくりなじんでくる旨味。

うどん屋さん=鰹節の香り と思っているのでその先入観を打ち砕かれる。
(ただし 干しシイタケがかなり活躍しているのがわかります)
付け合わせに 太めのきんぴらと椎茸の煮つけがついてきて
最初は うどんだけで 次におつゆと共に そしてきんぴらと
最後にかき揚げとお召し上がりください とガイダンス。



大きなかき揚げで 二人で一個で充分なサイズ。
こちらもサクサクと美味しくて 我ながらいい感していたとえばってみる(笑)

ここから 山登り(車で)が結構長く、途中山中で土砂降りの雨雲に突入したりしたものの
山頂駅に着いた時には 気持ちよく晴れていました。

降りるなり 人々が並んでいる山頂からのビューポイントではなく
わたくしがむかったのはこちら。



もちろん朽ちた階段は昇ることはできませんが
廃線になってどれだけ長い時間 ここからの景色を見てきたのかと思うと
とても愛しく思えてしまいます。



駅舎の裏側には 山の中腹にある水源から御神水を運ぶためのトロッコ。
もともとはここに ケーブルカーのプラットホームがありました。



現在はもちろん 線路は名残りの程度にしか確認できませんが
深い木々の間を走っていた軌跡があります。



この階段を300m下っていくと 水源があるらしいのですが
このトロッコの近くには誰も近づかない。
もしかして わたくしの今いる場所も 立ち入り禁止箇所?と不安にになり
ビアハウスでソフトクリームを食べるときに お店の人に伺ってみました。

すると 「行きはよいよい帰りは知らんよ」とのこと。
降りるのに30分 昇ってくるのはもっとかかるからね と。



こんな急こう配を 廃線跡をたどって降りて行くんだものね…。



後から調べてみると 相当な難路だということを知り
無謀にも降りて見なくてよかった…と思う。



線路とは反対側には こんなふうな地図のような風景。

花の少ない時期ですが 辺りを見てみるとコアジサイがあちこちに。



岩に生えた苔もちょっと涼しげで好き。



回りにトレッキング族やサイクリング族が沢山いて
この夏は 温泉だけでなくて ちょっと活動してみようよ と言う気持ちになったりします。

観光地としては 少しさびしくなりかけた場所ですが
往路で見つけたちょっとオサレな 日仏食堂カフェ レ・ボゥの看板に魅かれて
同じ道を戻る。



ランチが充実しているようなので 次回来ることがあればトライしたいな。
日仏となっているけれど 音楽はボサノバ(笑)
小物使いがとても素敵で 座る場所によって雰囲気が違うのも素敵。



ふんわりソファでゆったりくつろげます。

会計が済んでから別な一間があるのを発見。
お店の人にお聞きして 一枚写真を撮らせていただきました。



この日は試験だったおつうの帰宅時間が気になってメールしてみたら
友達とご飯してくるとの返事だったので(やったーゆっくり帰ろう)となりました。

よくよく考えてみると あの古びた駅舎とトロッコのためだけに過ごした一日(笑)のような。



コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )