声を出して笑おう。

聖(セイント)☆おにいさん (2) 中村 光

ここのところ読書時間が減ってます。
ほとんど読んでないかも。

そんな中で何度も繰り返しては　くすりと笑ってしまうこの本。
久々に声を出して笑ってしまった一作です。

ブッダとイエスの二人組が　世紀末を無事終えたところで
下界へバカンスに訪れています。
二人でアパートをシェアして、日々の生活を楽しむのですが、
いたるところにそれぞれの宗教感がにじみ出て　面白い。

空腹な二人のもとへ　猫がマッチを持参して
自らお皿の上に身を横たえたり、クリスマスに七面鳥が
二人の部屋を訪ねてきたり…。
「パンチとロン毛」というコンビ名で　お笑いコンテストに出れば
コントは受けないが、二人の後光に
おじいさんおばあさんたちが点を入れてしまうなどなど。

そうそう　イエスのマイミク「ゆださん」の足跡が
あまりに頻繁で心配するブッダ。
げらげら笑ってしまいました。

すっごくくだらないんですけど
最低限の知識がないと笑えないところがさらに面白い。

ちょっと落ち込んだ時や　さびしいときにどうぞ。