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OLYMPUS Pen EE-2

2020-11-06 12:23:26 | カメラ レンズ 写真用品

 Pen EES-2 の時の記載から

※ Pen EE 昭和36年(1961)  ¥10,000

ピント合わせ不要の固定焦点。露光はカメラ任せのEE仕様。
EEとはエレクトリック アイ(電子の眼)の略です。
シャッター速度は前期型は1/60のみ。後期になって1/30と1/250に。
明るい時は1/250で絞りが自動的に対応。暗くなると1/30に切り換わり絞りが対応。
さらに暗くなるとファインダーに赤い透過プラスチック片が現れてシャッターが切れなくなる。
レンズ周辺の水玉ドーナッツがセレン式露光計(電池不要)の受光部です。
誰もがシャッター釦を押すだけで写真が撮れる時代が漸く来たのです。
カウンターは残数式。フィルムを装填したときに自分で合わせました。
裏側にあるノブで巻き上げると一目盛りづつ進みました。

ボディカラーは銀梨地に黒革貼がスタンダードだった時代にグレーでした。
無骨な私が持っていても似合いませんが、可愛い女子高生が構えると、お洒落な感じで絵になりました。



Pen EE-2 昭和43年(1968) ¥11,000

Pen EE のマイナーチェンジ版です。
大きな変更点は裏蓋が蝶番による開閉式となったことです。
フィルム感度設定がASA10~200 から ASA25~400と高感度側にシフトしてます。
この時代になるとASA100が一般的でした。ASA10のフィルムとかは視たことがありませんでした。

基本性能は シャッター:1/30秒、1/250秒の二速のみ  プログラムシャッター
レンズ:D.Zuiko 28mm F3.5(3群4枚)ピント合わせ:固定焦点
露光計は外光式 セレン受光素子。レンズ周辺の水玉ドーナッツが受光部です。プログラム露出のみ


 軍艦部 撮影時にはシャッター釦のみ 中央にレリーズ穴があります。
 これを利用した方は何パーセントいるのでしょうか?
 このカメラを三脚に載せてケーブルレリーズを使用した方がいるとは思えません。
 考えられるのは別売りのセルフタイマーですが...それもまず利用することは無かったと思います。
 シャッターを押すだけで簡単に誰でもが写真を撮れるのがコンセプトでしょうから。
 片手で構えている女子を視たことがあります。(私はいたしませんが)
 なんとPennEEには無かったアクセサリーシューが着きました。それもホットシューです。
 スピードフラッシュが供給(普及はまだ先)され始めた時代です。
 

 底部はいたってシンプルです。Pen EEよりも。
 巻き戻し釦は押し続ける必要がありません。
 中央にまず使われることの無かった三脚穴が。

 巻き上げはPen伝統?のノブ式です。ファインダー枠が縦長なのはハーフサイズですから。

 裏蓋が蝶番による開閉式となりました。


 以前は底蓋と裏蓋が一体式でした。(写真はPen D3)
 巻き戻しは釦を押し続けるタイプでした。

 フィルムを調達して後処理の煩わしさと費用を考慮しなければ充分使用できます。
 が、スマホで撮影が当たり前の時代ですから日の目を視ることはまず無いでしょう。
 部屋のラックの片隅のアクセサリーでしょうか

 

 



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