ぽせいどんの今日の一枚

写真とかCGとかを気ままに + DIY

グアム 1994 APRIL その10

2021-11-10 12:23:28 | 写真 海

               アフターダイブ

  ホテルに帰って早速ツアーデスクへ赴いた。
 しかし、幼魚の繁殖時期で暫くはサービスを提供できないとのこと。諦めた方が良さそうである。
 この禁止期間がグアム政府によるものか、それとも観光に携わる者たちの意によるものかは不明である。
 が、我が町の観光行政も考えるべきであろう。  
 と、言うことで明日のジェットスキーは中止。娘たちに連絡。

 「陽が沈む前に」とタモンビーチへと急いだ。ホテルからは徒歩十分ほどだった。
 幅は狭いが海岸線は三千メートルを越える。ビーチに寄せる波はリーフで消されて漣である。

 ツー・ラバーズ・ポイント(恋人岬)の方へ歩き出した。
 四月初旬はハイシーズンではない。人影は疎らである。日本の海水浴場しか知らない者なら『閑散としている』と思うことだろう。
 飛行機とホテルのキャパが上限である。さらにオプションツアーが豊富であることを考えればこれが正常な姿なのだろう。
 ビーチの端にレンタルジェットスキー。『営業してる?。明日はここに来てみようか』

 「肉が食べたい」とのことでホテルロードへと。
 ゴルゴ実弾射撃場の脇の暗がりにいた若い男が近寄って来た。他の射撃場の客引きだった。
 同様の割引チケットを差し出す。
 「ココカラ アト5ドル ヒク ソノアト クルマデ スキナトコロマデ オクル」
 「これから飯なんだよ」
 「オキャクサン ステーキ カ? ステーキ ナラ イイトコロ アル クルマデ オクル」
 「ノー サンキュー」
 「オキャクサン コーカイ スルヨ」
 男を振り切って歩を速めた。


 ピンクのフォルクスワーゲンが店の中に突っ込んでいる『LEO'S』(本日、検索してもヒットしなかった)
 グアム紹介記事の定番である。バディの要望でそこへ入った。
 店の中はやや暗い。客はかなり入っていた。
 しかし!、高い(ロブスターはザリガニサイズ)、そして美味くない。
 昨夜「食べ物のことでとやかく言うのは・・・」と、さんざん私を非難したバディもブーイング。
 殆どのガイドブックは良いようにしか記してない。
 「コーカイ しちゃったよ」
 
 「海豚に逢った記念にどうしても海豚のTシャツが欲しい」とのこと・
 「好きにしてください」
 再びゴルゴの前。客引きの男がいた。
 「オジサン 儲かってるかい?」
 私の顔を憶えていた。嬉しそうに笑っていた。
 「ゴルゴの悪口を言ってるのはあいつだぜ」先ほどの客引き男の方を顎でしゃくった。
 その男が近寄って来た。
 「ジツダン シャゲキ ココカラ アト5ドルヒク」結構しつこい。
 「ああ、いまから行くところだ」
 男は『逃がしてはなるものか』と数百メートル離れたそこまで案内する気で連れだって歩き出した。
 「やめてよ、そんなこと言うの」とバディが私に小声でささやく。
 「その前に土産物屋に行くけどな」
 冷やかしと察して漸く離れていった。

 海豚 Tシャツは数種類あった。丹念にその中の一枚を選んでご機嫌である。
 その晩も、そしてその後も何度か夢の中で遭遇したそうであるから得な奴である。

 四月九日

  ホテルのレストランで昼食を摂りタモンビーチへ繰り出した。
 強烈な陽射しだ。ウィンドブレーカーはやはり必需品だ。
 人影は疎ら。それでも女の子に声を掛けている男達がいた。いわゆるナンパ。
 夏の御宿とそう変わらない。数は極端に少ないが。

 砂浜を端まで延々と歩いてレンタルジェット店に到着。
 「二人で一台借りたい」と頼んだ。答えは「ノー」
 店の者とのタンデムしか受け付けないとのこと。
 (サイパンではYAMAHAのMARINE JET-500Tを貸してくれたが)
 私が日本のボートライセンスを所持していることをバディが訴えたが全く考慮することは無い。
 ※外国では『小型船舶操縦士』の免許制度そのものがまず無い。

 「どうする?」
 「俺はさんざん乗ってるからなぁ。このお兄ちゃんとタンデムしたいとは思わない。
  だから自分だけ乗せてもらえ、やってみたかったんだろう」
 「私もいい」


  ※ (御宿で’87年に撮影) 
    YAMAHA MARINE  JET 500T ・・・ KAWASAKIのJETSKIもだいぶ乗ってはいたがその画は見つからなかった。
    自分の写真を自分では撮れないので、まあ致し方ないか。

 涼をとるためにすぐそばの店へ。日本の海の家にあたるのだろうが雰囲気はだいぶ違う。
 夏の御宿で辟易としているあの呼び込みが一切ない。客ものんびり構えているようだ。
 コーラとアイスクリームを抱えてバディが席へ戻って来た。
 「あっちにいるオバサンに会釈されちゃった」
 「知り合いか?」
 「昨日、ピックアップの時に車で一緒になったオバサンみたい」
 「ふーん」
 そのオバサンが近寄って来た。
 「昨日はどうも失礼しました」失礼なことをされた記憶は無い。
 「ああーどうも」
 「もうすぐ帰るんですよ」
 「我々も明日です」
 「昨日、海豚視たんですよ」バディは海豚と逢ったことを誰彼となく話したいようだ。
 「よかったですね。じゃあ失礼します」オバサンは自分の席に戻って行った。

 ジェットスキーを諦めたならば何をするかだ・・・・・・。
 ただ海を眺めているだけでもいいのだが・・・・・・!。
 レンタルカヤックがあった。カヤックは少々腕におぼえがある。
 一時間五ドル。取り合えず一艇を借りることにした。
 「ナミノホウマデ ダメ」
 「OK OK」
 バディは初めてなのでまずパドルの持ち方からコーチ。
 レンタル屋のオッサン、疑わしそうな眼でこっちを視ている。
 水面にすでに浮いている艇の客は日本人だ。そのすべてがぎこちないので解る気はするが・・・『いまに驚くなよ』
  「では見本を見せるから・・・」
 かろやかに(本人はその心算)飛び乗ってパドルを握りしめた。
 前進、後進、ターン、クイックターン。一通りお披露目。エキスモーロールは構造上できなかった。
 レンタル屋のオッサンは顕著な反応を示さなかった。
 が、そのすぐ脇の椰子の木の下で涼んでいた初老の日本人団体御一行様。おもむろにカメラを構えて私を写し出した。

 『俺は現地人ではないぞ!』
 バディと交代。一時間。充分堪能した。
 バディの腕前は・・・?。初めてにしては転ばなかったから、まあまあなんだろう。

 だが一言申し添えれば、ここのカヤックはスラローム用のものより全長は短く幅はやや広かった。


 ※ 写真は撮らなかったようで見つからない。ネットで近いイメージの物を。
   (ただし、レンタルのカヤックはラウンドボトムであった)



   私の画は三十歳ころのもの。波に乗ってます。


   8mmフィルムから無理を承知で切り出した画。
   探せばダブルヘッド(身長の倍)の波に乗っている画像があるはずですが・・・。

 

 つ づ く
   



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