ぽせいどんの今日の一枚

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再びの沖縄 その5  1992 Octobe

2021-09-08 12:01:27 | 写真 海

              座間味 牛の島灯台下

 講習生達を乗せてボートは再び動き出した。
 最終ポイントは初日の二本目と同じ座間味の灯台下だった。
 水面休息時間。約二時間。不快感は無くなっていた。
 例によって妹達にタンクを背をわせて送り出した。
 自分のタンクを背負うとしたらすぐ傍に眼鏡がいた。
 『こいつが一人でエントリーすると・・・水面下での待ち時間が異常に長くなるな』そう思った。
 身内以外の男をサポートするのはこれが初めてだ。
 「手伝いましょう。はい!後ろを向いて」バルブが開いていることを確認しタンクを背をわせた。
 「はい、行ってらっしゃい」スイミングステップに追いやった。
 これではまるでダイビングサービスのスタッフだ。
 事実、他店のダイバーの何人かはそう思っていたらしい。 

 素早くタンクを背負った。エントリー。遥か下に妹達の姿が視えた。
 BCのエアを抜く。潜行。
 『まただ。耳が抜けない』これはじたばたしても仕方がない。
 ロープに掴まって気長に繰り返した。下で妹が私を見上げた。白い目。
 合流。『待たせたな』
 KAZUの後について水中移動。二度目なので新たな感動は無い。
 撮影に専念することにした。グループからはぐれない程度に自由に水中移動。
 KAZUも野放しにしておいても大丈夫と思ったのだろう。別に強制はしなかった。

 KAZUがフグを捕まえた。大きく膨れた。フグにとっては甚だ迷惑であろうがその姿は愛嬌があって絶好の被写体だ。


 妹に手渡された。撮影。

 次はH島に。『順番が間違ってる』H島はフグに弄ばれている。結局逃げられた。
『ほら言わんこっちゃない』故にYKのフグとのツーショットとは無し。

 チョウチョウウオはだいぶ数をこなした。何枚かはまともなカットがあるはずだ。
 目の前をモンガラカワハギが横切った。妹が指さした。もとより招致。
 追いかけた。しかしそれは嘲笑するかのように一定の距離を保って容易に私を近寄らせない。米粒の様な画では仕方がない。あきらめた。『機会はまだあるさ』

 餌付けは妹に餌の入った袋を渡した。撮影。
 カメラを妹に渡して餌袋を受け取った。カメラの設定距離に合わせて自らが移動。少量づつ振り出して魚を集めた。
 妹がカメラを構える。・・・ハンドサインで構える角度を支持。閃光。

 残圧チェックはKAZUに問われなくても行っていた。
 何しろ水中での移動距離がたと比べてかなり多いのだ。
 エアの消費量も甚大である。妹と比較するとかなりの差があった。移動。
 妹のオクトパスに手を伸ばして自分のエアを節約。昨日実験しておいたのが役に立った。
 暫く兄妹で並泳。事前に相談もしなかったが妹も当たり前のことのように平然としている。
 もしこれがH島やYKだったら???パニックに陥ることも?。

 残圧三十。水深5m。ダイビングボートは真上にある。本来ならば浮上すべきなのだが・・・・・・。

 ※ここからはけっして真似をしないでください。

 フィルムカウンターを視た。まだだいぶ残っている。ニコノスに着けている28mmレンズは水中専用だ。
 フィルムを残しておいても後の処理に困る。目の前にイゾギンチャク。カクレクマノミが群れていた。
 残圧計を視ながら撮影。閃光、フラッシュのチャージ時間がもどかしい。


 残圧二十。撮影続行。フィルム残数6.・・・・・・撮影終了。
 残圧十。グループに向かって手を振った。距離が離れていたので気づいたかどうか?。
 毎秒30cmを超えない速度で浮上。
 水面まであと2m。残圧計の針は限りなくゼロに近い。
 浮上。水面。BCは膨らまない。レギはすでに無用の長物。口から離した。
 波が少々ある。ボートまで約20m。
 幸いなことに泳力は普通の者よりも多少上。
 もっともそれを含めて海での経験が浅かったらここまではしなかっただろう。
 ただし、二度とこんな莫迦なことはしないと固く心に誓ったのであった。

 ボートの上から先にエキジットしたKOが私を視ていた。気のせいか視線が冷たい。
 機材をばらした。ダストキャップの水滴を吹き飛ばすエアが無い。
 誰かが浮上してくるのを待った。YKが上がってきた。タンクを降ろすのを手伝う。エアが手に入った。

 沖縄本島まで約一時間。
 フライブリッジ。快適だ。スプレーに虹が耀いた。その光の中をトビウオが乱舞。
 幼魚なのか房総で見るものよりだいぶ小さい。
 H田は本当に浸りきっていた。顔が輝いている。



 島陰を抜けると波が立っていた。往路のベタ凪は何だったのだ?。しかしこれが海である。
 船速は20ノットを超えている。バウからのスプレーが容赦なくフライブリッジまで襲ってきた。
 頭からスプレーを浴びた。
 体温の低下が及ぼす影響を考えると避難したほうがよさそうだ。
 他の者にもそうするように促したが誰も動こうとはしない。
 一人でステップを折りスターンデッキでスプレーを避けた。
 しかしここはだいぶ混みあっていた。『満員御礼』の状態で座すスペースは全くない。
 キャビンから本日の私のバディが蒼ざめた顔でよろけるように姿を現した。
 トイレへと駆け込んだ。船酔い、嘔吐、苦しそうな声が聞こえてきた。
 妹が心配になってきた。濡れた身体故に頭だけをキャビンに突っ込んだ。
 テーブルに顔を伏せた姿が眼に入った。
 しかしこればかりはどうしようもない。
   
 妹にとって一時間余りの苦行が終わった。だが昨日と比べれば本日はまだ顔色が良い。
 港で学生達と一緒に記念写真を撮る余裕さえあった。兄としては一安心であった。





 ダイビングサービス。機材を念入りに水洗いをする。陰干し。明日の朝までにはバッグに詰められるはずだ。
 喉が渇いていた。外に出て烏龍茶と珈琲のペットボトルを購入。皆に振舞った。
 妹達はログブックを取り出して記入し始めた。私も要所のみを記入することにした。

 ホテル。シャンプー。シャワー。急いで身支度をした。同室のT村が上がるのを待ってバスタブに水を張る。
 ニコノス・フラッシュ・その他の写真機材を水に漬けた。
 塩出しは十二分に行わないと後で悲惨なこととなる。

 午後九時を廻っていた。居酒屋。打ち上げ。とりあえずビールで乾杯。
 酒肴はグルクン(沖縄の県魚。標準和名はタカサゴ)のから揚げ、小エビのから揚げ、焼き鳥、シャコ貝の刺身、
 肉じゃが、厚揚げ、モズク、その他。それぞれが勝手に注文したので全部はとても思い出せない。
 そして飲み足らないH島と数人のために泡盛をボトルで。
 飲みかつ喰らい、そして騒ぎ。八人で二万円を少々超えた程度。沖縄の夜は安上がりだった。

 眠るにはまだ間があったのでボーリング場を覗いた。空きレーンがなかったのでビリヤード。
 組み合わせは男子学生と妹グループ。H田と私である。
 結果は?・・・まあいいか。

 

 ・・・どうしようか迷ったが島内観光の写真が結構あるので
 
 つ づ く

   ※掲載順位がランダムなのでダイビング記事の目次を作りました。
  年代順となってます。

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