マツコ、海老蔵傷害事件「どうでもいい」

　タレント、マツコ・デラックス（３８）が２６日、小説家、中村うさぎ（５２）と週刊誌「サンデー毎日」で連載中の「うさぎとマツコの往復書簡」が、同名タイトルで書籍化したのを記念し都内で会見。市川海老蔵（３２）が殴られた傷害事件について感想を聞かれ、「知らないわよ。どうでもいいわよ」とムスッ。追い打ちをかけるように、中村から「あんたが殴ったの？」とマジで聞かれ、「なんで私が殴るのよ！」と目をむきだしていた。

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【星組】「愛と青春の－」初日、柚希自信

　宝塚歌劇団の星組の男役トップスター、柚希礼音と娘役トップスター、夢咲ねねの主演ミュージカル「愛と青春の旅立ち」が２６日、東京・有楽町の東京宝塚劇場で初日（１２月２６日まで）。米俳優、リチャード・ギア（６１）主演の同名映画を世界初ミュージカル化したもので、柚希は「ラストでギアが『愛なんていらない！』と叫ぶシーンは何十回も見て、男の哀愁を出すにはどうしたらいいか研究しました」と胸を張った。

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紗栄子 左手薬指に指輪着けず…質問には無言

　プロ野球・日本ハムのダルビッシュ有投手（２４）と離婚協議中であることを明らかにした、妻でモデルの紗栄子（２４）が２６日、都内で行われたママのための祭典「ｍａｍａ　ｆｅｓ」に登場した。仕事で公の場に姿を見せるのは、０８年１２月以来約２年ぶり。

　出演者合同の写真撮影に淡いパープルのワンピースで現れた紗栄子は、カメラマンの要求に合わせて笑顔を振りまいた。左手薬指に指輪はなく、リポーターから「指輪は？」と聞かれると「いつもしてないです」と答えていた。退場時に「協議の進展は？」などと質問が飛んだが、無言のまま足早に立ち去った。

　その後、動画配信サービス「ＢｅｅＴＶ」の子供向けチャンネル「ＢｅｅＫＩＤＳ」のトークショーに出演。育児に疲れた時のリフレッシュ法は「仕事したり集中したりする時間をつくること。自分のための時間を設けてあげないと。１人の時間を充実させることは大事だと思います」と客席のママたちに語りかけた。

　離婚は決定的で、トーク中に「自分らしくいられる場所が大切」とも。現在は雑誌の連載などを行っており、１月には自身がプロデュースするアパレルブランド「ｍｉｒａｖｉｌｌｅ」がスタートする。

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海老蔵 全治２カ月の診断…被害届提出へ

　顔面に陥没骨折などを負い都内の病院に入院中の歌舞伎俳優の市川海老蔵（３２）が、３０日に初日を迎える京都・南座の歌舞伎公演「吉例顔見世興行」を休演することになった。２６日、同劇場が発表した。父親の市川団十郎（６４）によると、海老蔵は「全治２カ月」と診断された。早ければ２７日にも被害届を出すという。

　海老蔵は２６日午後、救急搬送されてから初めて父親の団十郎と面会。同日夜、団十郎は都内の自宅前で報道陣に対応し「被害届は当然出すべきだという互いの意思を確認した」。関係者と相談し近く正式に届ける意向といい「（被害を加えた相手は）暴走族を名乗るグループだと聞いている。本人は“全く知らない”と話している」と怒り心頭だった。

　海老蔵の様子については「事件の時よりは落ち着きましたが、まだだいぶ（顔に）腫れがある」とし、「陥没しているので骨がくっつくまでには２カ月かかるそうだ」と説明。トラブルに巻き込まれたことについては「今度のことはおまえのうぬぼれが招いたこと。怒りを感じる」と伝えた。海老蔵は「心配をかけて申し訳ありません」と猛省していたという。

　病院関係者によると、海老蔵は週明けにひびが入った左ほお骨などの手術を受ける。手術後もしばらくは入院が必要といい、「（病室では）反省しているのか元気がないようだ」と話した。妻でタレントの小林麻央（２８）は２５日から泊まり込みで付き添っている。

　海老蔵は２６日も警視庁による事情聴取を受けており、関係者によると「グループの男らは暴走族を名乗り、そのうちの色黒の男に殴られた」「帰宅したら、所持品がなくなっていた」などと話しているという。

　一方、海老蔵は数年前にも酒を飲んで暴走族関係者とトラブルになっていたという。関係者らによると、飲食店で酔っぱらった海老蔵が他の男性客に絡みはじめ、挑発。その男性は相手にしなかったものの、一緒にいた仲間が激怒。その後、相手が元暴走族関係者だったと知ると、海老蔵が知人に仲裁を頼み土下座して謝った。

　海老蔵と何度か飲んだことがある知人は「酔うとあたりかまわず絡んで因縁を付ける。いつかこうなると思っていた」と話していた。

　≪著名人のほお骨骨折≫

　▼秋山幸二（プロ野球）　９９年９月、顔面に死球を受け左ほお骨骨折。全治２～３週間の診断も、１０日後にはほお部分を保護する特注ヘルメットで復帰。

　▼高原直泰（サッカー）　００年１１月に試合中の接触プレーで、左ほお骨、眼窩（がんか）底骨などを骨折し整復手術を受けた。練習復帰まで１カ月。２カ月後に代表復帰。

　▼高橋尚成（プロ野球）　０６年４月、ベンチ前で顔面に球を受け右ほお骨を陥没骨折。整復手術を受け、１週間後に退院したが、復帰は６０日後。

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１月座頭公演も中止なら…損害５０００万円

　海老蔵は昼の部の「阿国歌舞伎夢華（おくにかぶきゆめのはなやぎ）」、夜の部の「外郎売（ういろううり）」に出演する予定だった。代役はそれぞれ片岡仁左衛門（６６）、片岡愛之助（３８）に決定。仁左衛門は、０７年７月に海老蔵が右足裏裂傷で休演した際にも代役を務めており、これで２度目。「外郎売」は、本来、市川家以外の俳優が演じることはほとんどなく、歌舞伎関係者は「３０日の初日目前での苦肉の策」と話した。

　海老蔵は、腰痛を理由に１月座頭公演の製作発表（２５日）のドタキャンを発表した２４日午後１１時半ごろから東京・西麻布で飲食。２５日未明に一緒に飲んでいた人に暴行されたといい、鼻の左側陥没、左ほお骨にひびなどのケガを負った。

　都内の総合病院の形成外科医によると、鼻の陥没治療には、患部を棒で持ち上げるなどの手術が必要。患部を固定するギプスを外すまでに少なくとも２～３週間かかり、骨が完全につくまでは「変形するので激しい運動は厳禁」と説明した。

　１２月公演の休演どころか、１月公演中止の可能性もある。同公演で海老蔵は、昼夜６演目のうち５演目に主演。製作の松竹では「いまのところ公演は予定通り」と話しているが、「歌舞伎は“にらみ”など表情が極めて重要なので無理ではないか」と指摘する関係者もいる。公演が行われるのは、東京のル・テアトル銀座。演劇関係者は「中止なら劇場の賃料、裏方さんのギャランティーなどを含め損害は５０００万円以上だろう」と話している。

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