レジ袋のジャケ買い

レコードにはジャケ買いというものがある。

レコードに詰まっている音楽ではなく、ジャケットのデザインが気に入って買うことだ。

私はヘビーメタル好きで、それもジャーマンメタルや北欧メタルを聴く。

だから、帯の文章に惹かれて買うことはあっても、ジャケ買いをしたことは無い。

購買欲をそそる帯の文章は「また同じアルバムを作ってしまった」である。

興味がない人には「なんのこっちゃ」となるだろうが、なかなかの名文なのである。

さて、前置きが長くなったがレジ袋の話だ。

先日、パン屋から出てきた人が持っていたレジ袋のデザインが気に入って、思わず店に飛び込みパンを買った。

初めて、レジ袋のジャケ買いをしたわけだ。

それが、乳白色に着色し青と黒の2色印刷したレジ袋だ。



白地に青のラインが爽やかで、黒の文字が全体を引き締めている。

写真にするとあの時の感動が薄れる。

店から出てきた女性は自信に満ち溢れ、颯爽と歩いていた。

やはり持つ人によりレジ袋も華やいで見えるのだろう。

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