ぽっぽ

日々の俳句を綴っていきます、ぽっぽのページです。

眠けれど 眠るに惜しき 秋灯下

2007年10月13日 | Weblog
お友達にさそわれて文化講演会に出席しました。
演題が「源氏物語が名作と呼ばれる理由」というかなり硬そうな内容でしたが、講師の富永妙子と言う先生のお話は、とっても面白いと聞いていましたので、行ってみることにしました。予定10分前に会場に着きましたが、もういっぱいで資料もあとで渡します状態で、なんとか会場に席を確保でき、講演は始まりました。
壇上に上がられた先生は、もうかなりのお年でしょうが、言葉が歯切れよく、聞いていた通り気持ちをそらさずぐんぐんお話に引き込まれていきました。
人のこころをうつもの、それは優れた文学であって、それを読むことにより、毎日の事実の中に、わずかに混じった真実を見つけ出すことが人間としてのいきがいである、そしてそれは後悔のない人生、省みない人生をおくることにもつながる、そんな内容でしたが、なんか自分も一度は「源氏物語」を手にしてみないとと真剣におもいました。自分は「源氏物語」を知りません。光源氏とあまたの女性との恋物語であり、光源氏は浮氣者ぐらいのレベルの自分がこの時間は勉強しようそんな気持ちになれたのですから、貴重な2時間だったとおもいます。
自分は今「山本文緒」にはまっています。今6冊目をよんでいます。あと10冊ひかえています。いつさめるかもしれませんが当分続きそうです。彼女の小説は、まったく事実と真実そのものです。当分「源氏物語」はおあずけかな?

1 コメント

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山本文緒 (シホ)
2007-10-17 08:34:08
私もはまっています。
主人公が作家だったりするときには原稿書くまでのグタグタした感じがリアルで、そのあたり重なります。

長編がいいなあと思ったけれど、最近は短編のほうが合間合間に読めていいなあと思っています。
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