ぽっぽ

日々の俳句を綴っていきます、ぽっぽのページです。

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2010年03月08日 | Weblog
滋賀県湖南市に住むHさんから研修で菰野のパラミタミュージアムと津の美術館に行くと言う連絡を頂き、到着の10時にあわせて出かけることにしました。

HさんとはNHK出版発行「60歳のラブレター」のパーティの折、初めてお会いしたのですが、何故か意気投合して、二人で根津美術館へ足を伸ばしたり、青山をうろついた後、新幹線でもずっと名古屋で私が降りるまで、おしゃべりがとまらずそのことを機会にお付き合いが始まりました。

Hさんは、ご主人のお仕事の関係でニューヨークへ行き、向こうで大学に通い美術の勉強をして、6年間ニューヨークの博物館で学芸員としての力をつけ、帰国後も滋賀県の美術館で活動を続けて見える人、話し方もてきぱきと魅力的で、また今度俳句を始めたと言うことで、共通のお話も出来、喜びもひとしおでした。
何年かお会いできなかったのに、ちっとも変わっていない、「会えた、会えた!」とお互い再会を喜びました。
今回は滋賀県の学芸員の方23名でいらしたので、私も一緒に「浜口陽三、南 桂子展」をみました。
パラミタの方の丁寧な解説もおかげで聞けました。メドチント技法と言う表現の浜口陽三、一旦銅版の全面を均一に荒らして漆黒の画面を作った後、自分の描きたいものを金属のヘラで磨きだして白く浮かび上がらせるもので、磨き方の度合いで濃淡を表現するというものと説明がありましたが、本当に美しく技術の細かさに圧倒されました。
又、伴侶としての南 桂子は同じ銅版画でも線の表現が主であり、モチーフも少女や花、鳥といったメルヘンチックなものでしたが、芸術家としての二人とは別に、家庭での二人はどんなだったんだろうかと二人で想像しながら、あっという間に一時間半は過ぎました。

私からは、お土産に東京堂の干菓子「おちょぼ」と器やの絵封筒、そして恥ずかしいながら、私の始めての句集「虫篝」を、彼女からは「たねや」の蒸し饅頭「末廣饅頭」を頂きお別れしました。

たった1時間半の再会でしたが、とっても贅沢な再会ができました。「アッシー」のつれあいは、のんびりとGホテルの温泉にはいり、待っていてくれました。

近い内、今度は私が滋賀を訪ねます。

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