歯科心身症

1999年、歯科心身症を発症して。

「歯を食いしばる」という表現

2017-07-24 11:29:30 | 日記
やっと昨日、九月に出る新刊の初校ゲラを戻しました。
私は古典文学を素材に本を書いてて、『源氏物語』の全訳などもしましたが、大学での専攻は「日本史」です。
今度の本は、そんな日本史学出身の私らしい、はじめての日本史本。
もっとも今までも、古典文学といいつつ、通史的にテーマを扱ってきたつもり。
『ブス論』なんかもそうでした。


で、少しホッとしたところで、松居一代の動画。
凄いですね。
彼女、いわゆる紙一重というか、一種の天才なんでしょうね。
エンタメ性も加味されてて。
しかし、平安文学や鎌倉文学をよんでると、男も女もけっこう激しい人が多く、松居一代みたいな自己主張の激しい、狂気を帯びた人っていたと思うんですよね。


私が彼女の動画で気になったのは「歯を食いしばって」という表現。
それに限らず、「歯」が出てくる表現て、思えばいくつもあります。
「歯牙にもかけない」とか、
「歯が立たない」とか、
「奥歯にものがはさまったよう」とか。


「食いしばりは良くない」
「日中も、歯と歯を離すように意識するように」
「とくにものを書いたり、パソコンをしたりする人は、うつむき加減になっていて、知らず知らずのうちに奥歯を噛みしめているので、注意するように」
と、とくに十八年前の発症時、再三再四にわたって言われ続けた私としては、
「歯をくいしばって耐えます、戦います」
と、叫ぶ松居さんに、
「いや、歯は食いしばらない方がいいんだよ。いったん歯と歯を離して、力を抜いたほうが、心身にはいいらしい……」
などと、心で突っ込み入れてます。
松居さんも、ネット世界に生きてるようなので、リアル「歯の食いしばり」には注意しないと。
顔面麻痺になったり、彼女は意外と繊細な人というか、心身症気質の人だと思うので。
とは、蛇足ですね。

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