ある一部の日から見ての有名人が人生の谷間に落ち込んだ時
その人の、その人って言うのはその有名人じゃなくて
そのお話の著者であるその人のお父さんが、その有名人の持ってる土地の管理を買って出た
いくつかの土地を早急に売りたい
お父さんは愛想のいい小森不動産に声をかけた
そこのある土地は絶好のロケーション
南だれの小高い山のふもとにある
しかも西側にはすでに家が建っていて西日の意地悪からも解放される土地だ
しかし昭和30年代のこと そんなに簡単に土地は売れなかった
小森はゆうた
「Sさん、このままではいつ売れるかもわかりません。 ここに家を建てましょう。
この土地に相応しい立派な家を」
親父は「じゃその時に一緒に土地も売れるわけですな よろしくお願いします。」
実際材木屋をやってたSさんから見ても高級な建材を使い、大工仕事にも精通してたその目から見ても丁寧な仕事をもって、その豪邸は完成した
しばらくして内覧会があり~の小森のおじちゃんの精力的な動きがあり~~ので
二か月ほど経ったころ、ようやく家が売れた という噂にたどり着いた
Sさんは小森を訪ねた
「小森さん、家売れたそうだね?」
「おかげさまで売れました。ありがとうございました。」
「ところで、土地の方はいくらで売ってもらえたのかね?」
「土地? 土地ってあの家の? 売れてません」
「売れてないって家は売れたんでしょ?」
「そう、家は売れましたが、土地は売れてません」
「だってあんた土地付きで売るって約束したじゃないかね」
「え? そんな話知りませんよ。 誰が約束したんですか? なんか書いたものでもありますか?」
Sさんは完全に騙されたことをここでようやく理解した
確かに口では言ったが、文書にはしてなかった
Sさん眠れません。
Sさん次の日も眠れません
二日続けての徹夜をして一つの対抗策を考えだします。
一生懸命考えて、自分の仕事上の知り合いの専門家に知恵を借りて
まだ引越しの住んでいないその家に、土建屋を呼びました
そしてその憎らしい小森のおじちゃんに雪辱をします
今日は湯船の中で95ページから135ページまで41ページまで読んだ「かすてぃら」
さだまさし著だからこの悔しい思いをしたのはさだのお父さん
但し小説だから本当のことかどうかそこは知らない
月曜日に16:00からNHK-FMを聞いてた
DJのつのだ☆ひろがハガキを読んでた
「昔からこの曲を聞いて、感激してずっとこのお話を信じてたのに、最近知りました
これはほんとうのことではなかったって」
リクエスト曲は「親父の一番長い日」
確かにこれが本当のお話なら、少なくともさだの妹は結婚していなければならないが彼女はまだ
独身のままだ
歌もフィクションでいいんだから小説ならなおさらそれでいいのだ
ということなんだろう
実際、彼のトークを聞いてると「エッセイはほんとうのことを書かなくちゃいけないから気を遣うけど、小説はいいんです。気楽に書けます。疲れません」らしいことを言ってました
だから本当かどうかはわかりませんが、結局お父さんはその土地を相場の二倍の値段で売りつけることに成功したようです
さてさてどんな手を使ったんでしょうねぇ
因みに有名人というのは
宮康平
前に一度書いたことがあったっけ
http://blog.goo.ne.jp/popg888/e/1c2a74841e6efafff32ce809b4eb6eff