木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

悪あがき

2011-02-14 23:45:28 | Weblog
昨日母親が自分宛だけれど自分に関係のない郵便物を僕に届けてこう言った
「お寺さんが最近よく耳にする葬儀場の会員になってくれませんか? と言ってきたけど
自分は会員になってる葬儀社があるんで断ったら あんたの名前だけでも書いてくれんかと言ってるよ」
がはっ・・すごいショック
そういうこと言われる歳になったんだ
冷静に考えると多分父や母はこのくらいかあるいはもっと前から
昔からある互助会に少しずつ会費を納めていたんだろうとは思う
葬儀を前提にして準備することは悪いことでも不思議なことでもないけど
僕は・・まあ誰でもそうだろうけど葬儀というものに対して恐怖感というか嫌悪感というか・・
中一の時祖父の、中二の時祖母の、そして18歳の時弟の葬儀を自宅で執り行った
身が縮むような恐ろしさと悲しさはこれ以上ない嫌悪感を僕に植え付けた
ただ自分が死んだときの儀式を淡々と考えること自体もその嫌悪感に包まれてしまってるのかもしれない
出来れば当たらず触らず居続けたい世界なのだ
だから父親の時も葬儀に関しても行き当たりばったりで予めそれを考えようとしなかったし
そのために少しばかり不利な状況に追い込まれてもしょうがないとさえ思っていた
だから人によっては何でもないことかもしれないけど僕にとって・・
今の僕にとってそれはまだ考えたくないことだったわけだ
「悪いが断って」
と母親に告げた
でも僕の心の中では悪態をついてたかもしれん
勿論母親にじゃなく住職に
人それぞれ得手不得手があって
触れられたくないところを有している
ここも僕にとってはその一つなんだろうな

「爺」とか言われるのも大嫌い
それであるにもかかわらずだ
勿論会えない孫はかわいいには違いないけどね
明後日誕生日なんだ
2歳・・・バカの一つ覚え・・また洋服を買ってきた
明日送るつもりだ
確実に背負って行ってるんだけどね

コメント (8)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ふつう | トップ | 八百長 »
最新の画像もっと見る

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
あ。。。 (にころこ)
2011-02-15 01:05:13
また、初コメget!

私は、母が亡くなった時に、ベルコに入会したよ。
ジジさまのお葬式用に。。。

母のお葬式は、突然過ぎて、業者に言われるままやったから、
いずれやってくるジジさまのお葬式は、
もうちょっと、納得して送りたいと思ったから。

私は、密葬で永代供養にしてもらうように子供達に言ってる。
私が、筆頭主やから、お墓を作らなあかんし、
お墓があったら、誰かが管理せなあかんようになるから。。。
そんな事も含めて、「お地蔵さま」を目指してる
どこにでも、たくさんあるから。。。

返信する
Unknown (またたび)
2011-02-15 08:15:01
う~ん、みんなあんまり考えたくない、出来れ
ば避けて通りたい話題だよね~。
いつだったかな・・・相方パパを訪ねて、KYに
行った時にね、ふとパパがそぅいぅ話を始めて
『いつ行っても不思議はないから、今のうちに』
って、ほら通帳の置き場所だとかそぅぅのね。
ハル伯父のお葬式の時にね、お墓へ入る前の
最後のお別れの前に、軍人さんが2人来てね、
軍隊様式のセレモニーがあった(国旗を端から
折りたたんでいって、最後には三角形になるの
見たことある?)んだけど、『俺のときには、
あぁいうのはやらなくていいから』って。(苦笑

私も、何かあった時のこと・・・考えとかなきゃ
だなぁ。
返信する
そうちゃん。 (koumama)
2011-02-15 08:49:28
2歳かぁ。おめでとうぅ。きっとおしゃべりも出来るようになって可愛いだろうな。
プレゼントかっつん、選んだのね(笑)きっと喜ぶと思います。

葬儀社のことだけど・・私今回初めて全部自分でやったでしょ。
いろいろ勉強になったし こんなにつらいのにこんな事務手続きがいっぱいあるんだってこともよくわかったのね。
でね、
私は今すごく満足してるんだ。
急死だったから 互助会に入ってた葬儀社の人がいなければ オタオタしてたし それでもしっかりしなきゃ いいなりにならずに自分がやりたいように 母をきちんと送れるようにってすごく 大変だった。
でも 家族葬とか無理だったと思うの。全部区役所とか手続きをやらなくちゃならないし
そんなに 毛嫌いすることもないと思うよ(笑)
お父さんも安心してたし
最後に送った人が 満足したかどうか かもしれないね
返信する
にころこ (かっつん)
2011-02-15 12:24:29
そっかー自分のそれ考えてるんだ
でも入会してるのは父上のだけ?だよね
母は家族葬でやってくれればいいって言ってるし僕自身も人様に送ってもらわなくてもいいと思ってる
だけど今、会に入りたいとは思わんのだよ

お墓のこともあるんだね
あっ でも王子様と一緒になる可能性もあるじゃん
その場合はまたいろいろと変化が・・
ま、それも含めてお地蔵さまなのかもしれんけどね
返信する
まさに (カール)
2011-02-15 14:39:19
今家の母はちゃくちゃくと準備をしてる
私は聞くたび 辛くなるっていくか
かっつんと同じく まだええんちゃうん
そんな話もうええって私 母に悪態ついてるかも

私達にちょっとでも迷惑掛けたくない一心なんやと思うんだけどね
覚悟が出来てるんよ 母は
父の方が最近は死にたくないって言ってるみたい
やっぱ女は強いなぁ


返信する
アクチン (かっつん)
2011-02-15 15:17:11
あんまり若いうちから考えんでもええが(笑)
お義父さんの場合はまあそういうことがあってもいいというか貯金の在処なんかはみんなに告げておくべきだろうしそれなりの準備はある意味必要だろうけどね
僕も70以上になったらそういうことも自然に出来そうな気もするが もうちょい勘弁しておくれって気持ちです
若い人にとってこんな話題は申し訳ないという気持ちだよん
返信する
koumama (かっつん)
2011-02-15 15:26:51
仕事帰りに西松屋によって長い棒でひっかけてあるやつはずして吟味する(意味わかるかな?)
クリスマスと誕生日にいつも同じことやってる
もう少し大きくなったら違うものも・・
本人が欲しいものってこともあるだろうけどね
母親にとっては迷惑なことかもしれんなぁ と思いながらやっています

お葬式に関しては・・
辛い中でいろんなことをやらなくちゃいかんかった それは一つ悲しみを一時忘れる仕事だったかもしれんわけで・・
それはそれで意味があることかもしれんね
喪主やったん?
もしそうじゃなくてもそれに準ずる事をしたわけだ
kou君の日記にも書いてあったけど大変な思いをしたんだね 御苦労様でした
この苦労は子供である以上やった方がいいものでしょうしまだ何回か経験しなくちゃならんのだろうな 頑張ってな
こういうこと言うことさえなんかさぁちょっと心に戸惑いを覚える 言いたくないんだけどね
元気でいこうね
返信する
カールさん (かっつん)
2011-02-15 15:32:28
すまんのぅ(笑)
やっぱ男は気が小さいのかなぁ
女性の方が強い
うちの母親もそんなことばっかり言ってます
十分やってくれたありがとうって
前なんか「長生きしてごめんね」って言われちゃってさ複雑な気持ちだったよ(ブログに書いたけど)
もう充分に覚悟してぽっくりいけるようにお参りしてるもんね(名古屋・八事興正寺)
自分も少しずつ母親の覚悟を受け入れているところです
そのうち自分の覚悟になるんでしょう
もう少々お待ちください(笑)
返信する

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事