木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

手紙~拝啓十五の君へ~

2020-10-02 00:35:38 | 音楽
時々母がデイサービスに行ってる時、みぃが来て部屋の掃除や冷蔵庫の整理をしてくれます。
母はそうしてもらってることに多分気づいてはいないでしょう。
僕に作ってくれた夕食のおかずも時々タッパに入れて翌朝僕が母に届ける
「いつもありがとうって言っておいて まだ嫁さん(?)に会ったことないね」
「彼女!」と言ってもしょうがないので敢えて言わず、でも「何回も会ってるよ」とだけは言っておく
「そうか忘れちゃってるのかぁ」と毎日のように同じ言葉をくり返す

今日はデイサービスの日 また掃除に行ってくれたみたいだ
「これ、お母さんの冷蔵庫にあったんだよ(笑)」

作り物の「リアル スイーツ」
どんな気持ちで冷蔵庫入れたんかなぁ と思ったらウルっと来た
それを共有できることがいい


僕の知ってる人はこの歌を歌おうとするとすぐ泣く
歌いながら涙を流す
自分の少女時代が蘇るのか 僕も一部共有してるからその気持ちがわかる
15のきみが悩んでるのを見て大きくなった自分が励ますのだけれど
実はいくつになっても自分は確立できるものではない
30になったら30の悩みがやって来て50になっても、きっと70になっても同じことの繰り返しだろう
人間はいつまで経っても完成などしない
けど、経験は重ねるから悩んでる時の自分を抱きしめたくなるのだ
80を超えて物事がわからなくなってきたらそれは幸せなことだと思うことにしよう
決して悲しいことじゃないと


アンジェラ・アキ 『手紙~拝啓 十五の君へ~』


拝啓 この手紙 読んでいるあなたが 幸せなことを願います。
 
コメント (8)
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