木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

使えない焼却炉 2

2019-02-28 00:44:51 | 仕事
というわけで、鉋屑は農地に撒かせてもらうことにした
現場は仕事場から車で5分以内のところにあった
僕も撒きに行ったことはあるのだが、南京袋2・3本ならまぁそれほどでもないが
10本近く持ってゆくことが多く、これを畑の奥の方まで持って行って撒く仕事は結構な重労働になる
しかもぶどう畑というのは僕らの身長くらいの棚があってそこから蔓が落ちてるので屈みながら進むとなるとこれまた大変腰に悪い行動なのでした
職人さんには大変な労働を強いてたことになる
というか進んでやってくれてたんですけどね

それでも一応焼却炉は使っていた

一方木っ端も勿論出る
材木というのは使えるところばかりでなく
考えようによっては3分の一くらい捨てなくてはならない時もある

それも考えた
色々アピールして例えば幼稚園に教材みたいな形で引き取ってもらったことも有るし
地元の情報誌に「焚物差し上げます」で暖炉などを使ってる人が取りに来てくれたことも有った
それはあまり長続きしなくて 木っ端もまた焼却炉に放り込むことも増えた

職人さんが亡くなってまた仕事が大きく変わってあまり捨てる鉋屑がなくなってきた
自然と畑に撒きに行くことが遠ざかって行ってこの数年は全く行かなくなった
仕事場の前で鉋屑をいっぱいに詰めた焼却炉に火を入れる
その中にまた木っ端も放り込む

そういう日も時々ある

一昨日のショックは朝一番にやってきた
「ごめん下さい」という声とともに現れたのは区役所の役人
「ここで火を焚かれてるようですが、これは違反です。
 焼却炉にバーナーなどが付いてる者は使ってもよくなりましたが、ただの焼却炉はダメです
 という声が近所から出ますと伺わずにおれませんので・・」

全く使うことが出来なくなるのは無理だけれど多くの物を畑に持ってゆくことはできる
できるけど受け入れてもらえるかどうかはわからない
また鉋屑地獄が始まったか と思った

でもやれることはすぐにやる

息子と一緒に近所の和菓子店に寄り、手土産を一つ
それを持って又こんな勝手なこともないのだがあの農家にお邪魔した
また「いいですよ」と笑って言ってもらえた

「ブドウ畑の方は近所の人から鉋屑が舞うから撒かないでくれと言われたからみかん畑の方に撒いてください」と
それは一番有り難い ブドウ畑は腰に悪いから

これで一番の難を越えた
今度は木端 
また情報誌にお願いしたのとみぃからのアドバイス
「川の向こうに名古屋では一番大きそうな暖炉屋さんがあるよ」
ということで電話を掛けた「お客さんで焚きつけにでも使ってもらえないでしょうか?勿論差し上げますから」

暖炉使うような家は結構なブルジョワ? 薪も綺麗なのを買割れる方が多いとは思うのですが
下手な鉄砲数打ってます
そしたら明日見に来てくださるそうです。
あとはまぁ・・ジモティー? これもアドバイスされています
何とか乗り切れるんじゃないかなぁ と思っています
一生懸命やりますけどね。
悲観は禁物よ。。

コメント (4)
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