木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

新裁判 2

2018-09-27 00:30:27 | 賃貸業
裁判見てきました
いつもの6Fの法廷前に行くと一人も人がいなくてここで開廷される雰囲気がない
もしかしたら日時を間違えたか、証人の体調で延期になったのか
本当は一階に戻って事務所で確認すべきだったのですが、そこには気付かず
検察庁に電話していつもの検事さんに直接聞いてしまいました
「今日は傍聴人が多くなりそうだったので902法廷に変わりました」 と親切に教えていただきました
まだ早い時間でしたが数名部屋の前で待っていました
30分分前から2列縦列で待つことに

余程広い法廷かと想像していましたが、ほとんど変わった感じはなくただ傍聴人が10人程多く入れる程度ではないでしょうか


今日は被害者の証言
九州の病院に入院中なのでそちらとネットで繋いでこちら側と交信で審議が進んでいきました
傍聴人は被害者の声が聞けるだけで裁判官、検察官、弁護人からは被害者の様子を見ることが出来たようです
但し関係者の中で傍聴人と同じ立場だったのは被告人ただ一人
この人は被害者を見ることはできません
他の証人の時はモニターが前にあったのですが

やはり被害者は検察の見解と同じ証言になっていました
その前に声を聞くと若いお嬢さんのそれで、25歳 考えてみると娘より一つ年上でこんなひどい怪我を負って人生が変わってしまったこと
それを思うと痛々しくてなりませんでした。
いつもは優しい検事さんの質問も事件に関しては容赦なくその被害状況を突っ込んで聞いてきます。
「陰部に触られたり、指を入れられたことはありましたか?」 などと普通の会話からは考えられないような直接的な質問も出ました


大きな問題点は何処の部屋から落ちたのか
2階の被疑者の部屋からなのか、それとも3階の空き室だった部屋に残っていた彼女の鍵や口紅などは何を意味するのか
2階からなら被告人の責任は重大で、3階からなら少しはその責任からは逃れられるという事



ただ尋問を聞いてると被告の行動はいくら酔っていても僕などからしたら許されるべきものじゃない気がしました
しつこく自分に部屋に連れ込むところまでは間違いなさそうだし・・・
ただ罪状をいうところで別れるのはわかるんだけど



検察官の質問が終わって休廷、弁護人の質問が終わって休廷
その時でした
弁護人の質問の後に少し検事からの質問も有り その時にも言ってはいけない私語を被告の口から洩れていましたが
手錠を掛けられ直して一時退廷するその瞬間被告が検事に暴言を
「このカスが!」
多くの傍聴人が部屋を出た後であまり気が付いた人はいませんでしたが、僕にははっきり聞こえてしまいました。

記憶の曖昧なところもある2階からか3階からか
これが大きな分かれ目になるところですが
検事は当然2階からの落下を支持しており 被告人を有罪にするために働いています
だからでしょう その暴言を出したくなる気持ちはわからないでもないですが、それは許されることではなく
そういう事をするという事がある人間だからもしかして冤罪を受ける因子を持ち合わせているのかもしれませんね

判決とは別のことですが印象的な出来事でした。 

最後に被告人に対して言いたいことは? と聞かれた被害者
それまでは気丈に質問に答えていましたが 突然泣き声になり
「今まで作ってきた形が24歳で崩れてしまいました。(彼女はもう自力で歩けないかもしれません)
 (被告人が)赦せません  罰を受けて欲しい 」 と













コメント (4)
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