木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

日本株

2016-02-14 23:49:50 | 
株がどっかんどっかん落ちている
日本自体がやばいのかといえば、そうでもないような気がする
勿論世界の一か所の状況が暗くなればその影響を受けて自分の懐にも影が忍び寄るという図式は否定出来ないが
それにしてもその心配な状況があちこちで起きているのも確かなことだ

まずお隣の中国の経済状況 これはかなり悪くなっているようだが株価での一喜一憂はどうなんだろう
2014年の夏位から急に上がってきた上海指数
2014年7月に2200ポイントだったのが2015年6月に5400ポイントまで1年で2.5倍近くになった
これは指数だから個々の銘柄ではもっととんでもない上がり方をしているはず
これはまさにバブルの崩壊で昨日の終値は2891.62 まだまだ一昨年の夏と比べて700ポイントほど高いところにいる
下がるのは当たり前の現象だが、それが当然と構えるわけにはいかないのが株式投資家でもある
本当は5000ポイントまで上げてはいけなかったのだが、実経済が沈み始めたのを、株価で支えようとした感がある
中国各地でするべきではない公共投資のおかげ(例えば人が入らないマンション建築など)で供給能力だけ肥大化させて
需要が追い付かなくなってきた
その下向き経済を株価で粉飾しようとした結果だ
ただし、もう下向きになった経済はしばらくそのベクトルの方向を変えるのは難しそうだ

その影響をまともに受けたのが原油価格
これも簡単にいうと100ドルから30ドルを切るところまで真っ逆さまに転落し、まだその途中かもしれない
たくさん買っていた中国が不景気で余り気味
そこへきてイランの経済封鎖が解けて、大産油国の原油が世界に供給されることになった
他にも、アメリカがシェールオイルの大増産でエネルギーの輸入国から輸出国に回る
これからも新エネルギーの開発は引きも切らないことになるはずだ
メタンハイドレートの実用化もそろそろ目に出来そうなところまで来ている

難民問題はヨーロッパ全域を襲う
それにも増して全体をリードしてきたドイツの経済もまた正念場を迎えている
例のフォルクスワーゲンの偽装問題から端を発した信用失墜は
ギリシャをはじめとした南ヨーロッパのおかげで、ユーロを低い位置のまま輸出を伸ばしてきたドイツの優位さをいっぺんに叩き落してしまった

一時、経済が上向きになったということで利上げを発表したアメリカ経済もここへきて早くも利上げ棚上げを言い出した
本気で利上げをしたら、アメリカ経済どころか世界経済の足を引っ張ることになる
中国もまともにその影響を受けるし、南米の雄、ブラジルはもうはっきりと両足を掴まれている格好だ
リオのオリンピックは果たして成功することが出来るのだろうか


悪いことばかりのような格好の世界経済だが・・・
僕はなぜかこう思う
全部考えようによっては日本の活躍の場が提供されてるんではないか と
中国の沈没は大変なところもある反面、日本の出番が提供されるところもある
実際起こっている中国観光客の爆買いはその一つの現象ではないか
原油価格の下落は勿論、物作り国家の日本のプラスにならないわけがない
ドイツの凋落はほ~ら日本車の出番が増える
アメリカの利上げが落ち着けば、円の安定が訪れるはず
このピンチは大チャンスでもある


これだけ悪い条件が重なったように見えたら、普通の国ならその対策をするはずだししなくてはならない
以前の民主党政治の頃ならいざ知らず、ここまで回復する政策を施してきた現政府ならなにかできるはずだ
一番期待するのは補正予算
中国が無駄な投資をしたと思われる公共投資だが、今の日本にとっては必要な投資になるはずだ
老朽化した道路や橋は耐久期間の終焉を迎えている
日本は大きな借金を抱えているというのは大嘘で
日本国民が日本政府に貸しているだけだ
子会社の日銀がお札を刷ればいい
それだけじゃなく、例のとんでも円高の時にドル買い介入で蓄えたドルは10兆円クラスの為替差益を生んでるいうとも聞く
ここは日本のために使うときじゃないですかね
補正予算3兆ではお笑い草
どっかーんと10兆円くらい出せば、日本が世界に先立って立ち上がってゆけると思うんですが・・・

というわけで金曜日に少し株を買いました
だって大バーゲンだったんですもの
もっと下がったらもう一回試します
それでも下がったら持ち株抱っこしてしばらくおねんねします(笑)

でも日本は必ず立ち上がるからね

コメント (7)
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