木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

もう一つの手紙

2012-03-02 18:21:06 | 仕事
一昨日の夜、職人さんとこへ電話した
もし娘さんが帰ってきてるんだったら給料を届けようと

残念ながら会社ではないんで、売り上げの少ない時に普通と同じ金額を出せない
そういう約束でここまで来た
多少の足りなさだったら何とかしてきた
勿論多い時はそれなりに出す
そういう凸凹感の中で職人さんと二人でここ7.8年になるかな? やってきた

今月はいつもの月よりも3割くらい少なかった
申し訳ないこと


そんな思いをしながら何回か電話したけど数回空振りに終わった
そして8時半くらいになってようやくつながった
給料袋を渡すことは 僕にとって実はメインの行為ではなく
彼の症状を知ることの方が大きな理由だったわけだ

本当は2日に出るつもりだったし看護計画書にもそう記してあったらしい

もし計画通りだったら 約束通り見舞いはパスのつもりだったけど
伸びるようなら一度顔を見に行かなくては のつもり

そこで退院延期の現実に遭遇した

本人もそのつもりだったし休んでることに焦りを感じているという

「早く仕事に行かなければ」を口にしていたと聞いた

もしかしたら手術の可能性もあるということで
病室も今の科と違う所へ移るかもしれないというんで
それがわかって落ち着いたら母親と一緒に一度行ってくるつもりだ


彼の気持ちがうかがわれた
やっぱり仕事したくてたまらん って
娘さんの口から出る言葉から それがしっかりと伝わる

昨日僕は仕事の休憩中に便せんを出した
娘への手紙の後は職人さんへの手紙だ

焦らないで
しっかりと体調を整えてから復帰してください
あなたはここでは不可欠な人だし
帰ってくるまで僕がしっかり調整しておくので
必ず帰ってきてください  待っています 
  
 と



それを持って昨夜留守だった部屋に投函してきました

10時過ぎに電話がかかってきた
「父がお金はもらえない と言っています
 今月は碌に仕事してないし、返してくれと言いつけられましたので
 明日お持ちしようと思ってます」

そういう人です
いや17日まではしっかり働いてもらってますので絶対に受けとれないことだけは伝えておいた
そして手紙のこともすこし伝えた
心配するといけないんで 内容のことも少し話したら
「喜ぶと思います」 と言ってくれた
今頃読んでいてくれるかな?
元気になってくれるといいんだが・・・
コメント (4)
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