木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

寂しいゴール

2011-03-05 23:07:50 | Weblog
昨日の夕方の仕事が本決まりになった
うちの仕事ってのは一か月に何種類やるんだろう
数えたことがないがとにかく数10種類の仕事をしてると思う
一種類20万円くらいのもあれば1000円以下のもある
それで合計するとようやっと何10万かそれ以上になることもある
昨日の仕事はその平均額の半分くらいの仕事なので額としては近年になく多い
これが暇な時に来てくれたんでちょいうれしいわけです
で今日は仕事場に行ってその軽い準備だけして帰ろうと思ったんだが
昨日職人さんにやってもらった仕事の伝票を書こうとし製品を見た
実はこの仕事はいつも僕がやってる仕事で 
昨日は彼の仕事が途切れたんで僕のを回した
その仕事が気に入らんかったんだね
仕事としては絶対に通用すると思うんだけれど
僕がやったらここをこうしたい ってとこがあった
このまま伝票を書いてお客さんに渡そうとすればできるものを
ちょっとやり直した
言っとくがうちの職人さんは何でもできる
僕のできるものは何でもできるけど彼のできるもの全部僕ができるわけじゃない
だから職人としてはあっちが完全に上であるのは言うまでもない
それでもこの仕事だけ見れば不満が見える・・だけならいいのだが。。

祖父の晩年 祖父のやった仕事がどうも芳しくなくて親父がこっそり直してる姿があった
親父の晩年 その仕事が不満で彼の気づかないように僕が直した覚えがある
職人さんももう70になった
あまりたくさんの時間はないかもしれない
その兆候だったらさみしい限りだ
僕自身もそう遠くないかもしれないし 
そうなったときこっそり直してくれる人はもういない
もう誰もいない・・・
コメント (10)
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