木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

初恋

2008-10-11 14:58:13 | Weblog
歩いて7分くらいの所に小さな写真屋さんがあっていつもそこへプリントを頼んでいたが
もう3分くらい向こうへ行ったところにも写真館を併設した写真屋さんがあった
4年の頃までは電車通りの向こうのそんな遠くのことまで知らなかった
その終り頃に一つ上級生のすごい気になる人がいた
その人は朝礼のときなんかにみんなの前で演奏する器楽部で木琴や鉄琴を弾いていた
とてもきれいなお姉さんに見えた
いつも見てた その人ばっかり見てて・・
僕はその人の何かになりたいと思った
ううん、大事な人っていう意味じゃなくて その人の持ち物とか 服とか靴とか いやパンツになってもいいと思った
純粋にだぞ だってその頃はエロオヤジでなかったんだもん 
 というと今が知れるがや ゴン/*_*)

5年生になると彼女は6年 ますます磨きがかかってゆく ように思った
その頃は何だったかなぁ 今はすかいらーくがある交差点でお互い自転車に乗ってすれ違ったことがあった
僕だけかちんこちんに意識しながらすれ違った覚えがある
その人は僕のことなんて何にも知らない


4年の時野球部で一度一軍に上がれたが 扁桃腺の手術をした休みが祟って二軍落ち
でも5年になるとレギュラー候補に名乗りを上げる
6年になってショートをもらったが
5年の最初の試合は9番でセンター
打席ではホントマジで足が震えた
むこうのキャッチャーに「おい、足が震えとるぞ」と言われたが それは図星だった
でもだんだん打順は上がってゆく
8番 7番 6番 そして5番に定着した
5年の残り半分は5番打者で僕の野球人生の中でもかなりな重要選手だったとおもう 早熟。。
そしてついに最後の試合 4番の副キャプテンが欠場して4番がまわってきたぁ
きちんと1本、センター前のクリーンヒットを記録。 でも試合は負けた

そんな楽しかった野球部の夏休みの練習中だったか
6年の女子が数人野球部の練習を見にきた
一塁側のすぐそばにある指令台の上に座った彼女たちの中にその人もいた
僕は一塁コーチをやってて 彼女たちの声がまる聞こえ
そのうち声を合わせて選手の名前を叫び出した
 リズミカルに♪
ピッチャーU キャッチャーN ファーストI セカンドK サードT ショートS
だんだん近づいてきた ドキンドキン
レフトN ・・・・センターかっつん
  やった~~~~~
  僕の名前、知ってんだ~~~ と思った
  すっげー うれしかった

好きだよっと言えずどころか一回もその人とは言葉を交わしたことはなかったけど
 忘れられない出来事でした


初恋








      期間限定特別公開



コメント (8)
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