「めりけんや かけはし店」(綾歌郡)


 2店目は「めりけんや」です。この店は地元雑誌の讃岐うどん特集でお馴染みの有名店に混じって紹介されていて知ったものです。「めりけんや」なんて初めて聞くし、ここが美味しいと紹介している雑誌も初めてでした。

 県内に3店あり、今回は綾歌郡宇多津町にある「かけはし店」に行きました。100席以上ある大型店です。
 入店し厨房を伺うと、いかにも雇われ店長という雰囲気のおじさんとあまり元気のなさそうなおばさん2名が出迎えました。これは失敗だなあ・・・と直感です。私は冷たいぶっかけ、妻は釜玉です。
 冷たいぶっかけは麺の上に定番のねぎ、レモンの他、よれよれワカメとかまぼこ3枚が載せられます。ワカメ、カマボコを載せるのは初めて見ました。これはダメだ・・・仕方ありません。こういうこともあります。
 9:00すぎのオープン直後だったので先客はバイクのツーリング団体7名だけでした。

 気力は失せていましたが一応写真も撮ります。で、食べてみたのですが・・・しなやかな口当たりのいい麺です。あれ?美味いよ。個性は強くないのですが十分いける麺、何度でも食べたくなる麺です。先入観とは異なる美味しさに驚きです。
 少し時間がかかって出来上がった妻の釜玉も・・・いい感じです。釜玉の卵の絡みはバランス悪く黄身が熱を持って固まることがあるのですが、この釜玉は茹でたて麺と卵が絶妙に絡みメチャうまです。山越のものに近いというと褒めすぎでしょうか。

 これが香川の一般店の実力でしょうか。「こだわり麺や」、「香川屋」、「うどん市場」などの大衆店は特徴のある製麺所系店と比較すると面白くないのであまり紹介されず評価低めなのかもしれませんが、県民が日常レベルで押し寄せるのが実力の証です。
 この「めりけんや」も本部が作っている麺(?)をアルバイトの店員がサービスしているだけなのかもしれませんが、うどんのレベルが高く、並ぶことなく、広い店内で気持ちよく食べられるので最高です。(過去何度も並んでいる自分が言うのもナンですが・・・)うどんは30分並んで食べるものではありません。

 「プレイパークゴールドタワー」で子供を遊ばせる際、近くの「おか泉」は行列でとても並ぶ気になりませんが、これからは「めりけんや」が使えそうです。


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