「真里 夕食」(小豆島)


 お楽しみの夕食です。事前の情報では食堂がどうなっているのか分からず、区切られていないと嫌だなと思っていたのですが、心配することなく個室です。8%加算で部屋食も選べるようですが、我々は母屋の方で食べました。いただいた料理は次のとおりです。

1.柚子酒
2.小鉢三種
3.飯蛸 海老辛子味噌
4.早春のお造りの盛鉢
5.精進(お椀)
6.めばるのみかん塩焼き
7.穴子天婦羅
8.浅利汁
9.土鍋のおこげご飯
10.青汁のシャーベットと果物

 これに金額の高い離れの客にプラスされたのだと思いますが、飯蛸の次に写真のおこぜのお造りが出ました。白身がこりこりと歯ごたえもよく甘みがあってとても美味しかったです。胃や皮など普段食べない部位も美味。頭部は翌朝の味噌汁で使われました。

 続く造りの盛り合わせも中鉢にちょこっとのイメージでしたが、大皿に盛られていてびっくり。ここの料理の主役はお造りです。鯛、サザエに似た貝、イカ、サヨリの4種でしかも十分な量があります。ここだけは宿のご主人だと思われる方がサービスして魚を説明してくれます。新鮮で美味しかった。ヤマロク醤油の「鶴醤」も名脇役です。魚、お刺身が大好きな方には堪らないでしょうが、私はおこぜもあったので少し量が多いような気がしました(これは贅沢な感想です)。

 その他の料理もどれも品がよく上質でとても美味しくいただけました。小鉢にはオリーブの天婦羅、めばるの塩焼きをオリーブオイルに浸けていただいたりと地のものを上手く取り入れた会席料理です。それでも全体的には和のど真ん中、安心して箸を進めることができました。最後の土鍋のおこげご飯も最高。日本人には堪りません。余ったご飯は夜食のおにぎりにしてもらいました。

 十分に満足のいく夕食となりました。


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