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映画・演劇のレビュー

『ドラゴンボール超 ブロリー』

2018-12-30 13:49:06 | 映画

これが今年最後の1本になった。別の映画を見に行くつもりだったのだけど、時間が合わなくて見合わせた。いくらなんでも最後なのに、しかも、3週間ぶりの映画なのに、「これでいいのか?」とも思うけど、仕方がない。映画はとても力のこもった作品で悪くはなかった。

ここまで単純でいいのか、と思うけど、これがいいのだ、と思わせてくれるところが素敵だ。悟空はいつも同じ。強い奴と戦いたい。ただ、それだけ。武道家としての矜持を大切にしている。どれだけ強くなっても修業はやめない。もっと凄いやつを探して、日夜修行に励む。ベジータという友人もいる。好敵手でふたりは飽きることなく稽古に励む。

 

なんか、こんなストーリーで映画を1本作るなんて普通あり得ないだろ。でも、今の『ドラゴンボール」でならありえる。これはそんな映画なのだ。前作『復活のF』『神と神』だってそうだった。だけど、今回はもうそんなレベルを超越した。悟空出生の秘密も明かされるけど、今までのお話でそんなこと、十分想像はつくから、大事なことはそこではなく、ブロリーという新しい仲間のことだろう。この世界では、彼は「敵」ではない。戦うための仲間なのだ。地球を守る、とか、そんな小さなお話にはもうならない。今は、もっと強いやつと戦う。ただ、それだけ。

100分の映画が、たったこれだけでできている。しかも、終盤はひとりでは勝てないから、2人懸かりで、戦う。卑怯だ、とは思わない。力のバランスの問題なのだ。今は、こういう戦い方が一番面白い結果につながるから、そうする。でも、次はそうじゃない戦い方でするだろう。この戦いは次の試合への前哨戦でしかないのだ。でも、これは映画ですよ。そんなの、ありですか、と言われると悟空はきっと、関係ない、ということだろう。今最高の試合をする。次は次の最高を求める。悲壮感なんてどこにもない。「おもしれぇ」ただそれだけ。

こんな話で映画を作り、観客は怒ることなくこれを支持する。なんだか、凄い世界だ。観客が求め、自分たちもしたのなら、とことんやればいい。

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