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映画・演劇のレビュー

『結界の男』

2014-10-04 21:03:24 | 映画
昨年の福岡アジアフォーカスで、上映され、劇場でも公開された韓国映画。僕に言わせれば、こんなのは、たわいもないただのB級コメディなのだが、それがどうしてこんなにも評価されたのか。不思議でならない。

 見ながら、退屈で仕方なかった。娯楽映画としては及第点の作品かもしれないし、韓国では受けたかもしれない。だが、ここにはそれ以上のものは何もない。最初はやくざの抗争を描く映画なのかと思わせて、すぐにバカバカしいお話へと突入する。

ヤクザが霊媒師になり、2重生活をすることから起こるドタバタ騒動だ。2時間以上の長さで、こんなたわいもないお話を延々と見せられると、さすがにうんざりする。やくざの抗争と、死者が見えることから起こる騒動を掛け合わせて、最後は彼に付きまとっていた少女の秘密が明かされ、すべては収まるべきところにちゃんと収まるエンディング。なんてことのない作品。どこがいいのか、わからない。

仕方ないから、いくつかの批評を読んでみた。普通ならそういうのは読まないけど、どう考えてもこの映画の魅力が僕にはわからなかったからだ。でも、当然のようにそこには納得するような批評はない。まぁ、そんなものだろうけど。

 このレベルの映画を見るために2時間を割くのはもったいない。



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