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映画・演劇のレビュー

『search/サーチ』

2018-11-03 21:21:26 | 映画

これは大胆極まる映画だ。こういうアイデア先行の映画は後半になると、どうしても尻すぼみする傾向にあるのだが、これは最後まで見事な仕掛けを施してある。あっと驚く展開で、呆然とする。そこまで考えたのか、とシャッポを脱ぐ。参りました、と言うしかない。だが、それが感動には至らない。アイデアの凄さ、というレベルで納得させられる。

だけど、それだけ。映画としてどうこうとは思えない。これとよく似た感じの感想を抱いた映画が先日にもあった。『カメラを止めるな』だ。あの映画もあっと驚く仕掛けを施した作品だった。凄いと思ったし、よくやるよ、よく考えたね、と感心したけど、そこまで、である。

僕は映画が見たい。PC画像をスクリーンで2時間近くひたすら見せられてもげんなりするだけ。じゃぁ、見に行くな、と言われそうだが、もしかしたら、これはそういうパッケージングで、新しい映画の可能性を提示するのではないか、とか、そんなちょっと見世物小屋的興味で、劇場に行ってしまったのだ。東宝シネマズ梅田の1番スクリーンでの上映というのにも惹かれた。PCをあのラージスクリーンで映すってどういう気分にさせられるのか、なんてね。でも、そこはあんまり関係なかった。

脚本も、見せ方も、実によくできているから、この映画を高く評価する人がいても不思議ではない。別に異議申し立てなんかしない。ただ、僕はあまり楽しめなかった。それだけ。

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