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映画・演劇のレビュー

『サ・オオシマギャング』

2014-02-18 21:52:51 | 映画
 こんな映画(かな?)が、作られていたことに驚く。しかも、大島渚だけでなく、小山明子や、多数の映画人たちが参加している。もちろん、彼らはキャストではなく、インタビューとして登場するだけなのだが、真鍋理一郎とか、あれはきっとやらせではないか。それくらいキワキワの映画なのだ。これは大島を描くドキュメンタリーを作る男女のお話なのだ。劇中劇としてインタビューや撮影風景も挟まれるけど、あくまでもこれはフィク . . . 本文を読む
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『土竜の唄』

2014-02-18 21:50:38 | 映画
三池崇史監督がまたやってくれた。このばかばかしいお話を、ここまで高いテンションで、どこまでもヨタとして見せていく。これはもう面白ければなんでもありの世界である。役者たちは体を張ってこのヨタ話を嬉々として演じる。主役の生田斗真がすごい。冒頭の裸で車のボンネットに括りつけられて暴走するシーンから、映画は怒濤の勢いで走り抜ける。どこまでやるんじゃ、と驚きを通り越して呆れるしかないのだが、さすがに1時間 . . . 本文を読む
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カムヰヤッセン『新説・とりかえばや物語』

2014-02-18 21:48:43 | 演劇
 とても新鮮な芝居だった。カムヰヤッセンを見るのは初めてで、それも影響しているのだろうけど、この語り口の新鮮さが、この作品の大きな魅力であり、この作品の成功の大きな要因だろう。  『とりかえばや物語』を下敷きにして、そのアイディアから、男女の役割分担へと話を進めていく。男女が入れ替わるだけならこんなにも新鮮ではない。そこに、落語は、歌舞伎のように、もともとは女がやっていたものだった、というアイデ . . . 本文を読む
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