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映画・演劇のレビュー

『エージェント・ライアン』

2014-02-17 20:16:28 | 映画
 トム・クランシーの「ジャック・ライアン」シリーズを新たに現代の話として映画化した。主人公をクリス・パインが演じる。9・11のシーンからスタートして、ライアンがエージェントになるまでの話を枕に、彼の最初の活躍までを描くオリジナル。  原作の設定を使って、新たなるドラマを21世紀の話として作り出す。臨場感があって、わかりやすくて、娯楽映画としてはよく出来ている。上映時間が106分と、短めなのに、ボ . . . 本文を読む
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朱野帰子『駅物語』

2014-02-17 20:14:22 | その他
 ライトノベルタッチで、お仕事小説。今日から東京駅で働くことになったJR東日本の新入社員の男女2名が主人公。反目しあいながら、彼らが日本一の巨大な駅で、どう生きていくことになるのか、が描かれる。今まで知らなかった駅員たちのさまざまなことが描かれてあり、電車の中で読んでいるから臨場感も抜群。たった2日間で読み終えてしまったのが、残念でならない。小説のタッチや内容が、有川浩の『空飛ぶ広報室』ととてもよ . . . 本文を読む
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『ニシノユキヒコの恋と冒険』

2014-02-17 20:11:43 | 映画
 この何とも言えない透明感に心ひかれた。ずっとこの世界の中で漂うように過ごしていたい。ニシノと一緒に同じ時間を過ごすことの快感。それって、彼と関わったすべての女たちの感じたこと。でも、自分がニシノに感情移入した、というわけではない。ニシノになりたいというのではないし、彼と関わる女たちになりたい、というのは、ちょっとなんだか変態的で、それも違う。女性の立場に立つのではなく、この世界の中で、たゆたう。 . . . 本文を読む
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『スノーピアサー』

2014-02-17 20:08:49 | 映画
ポン・ジュノの最新作が公開された。うれしい。デビュー作『ほえる犬は噛まない』からずっとリアルタイムで彼の映画を見ている。といっても、長編はまだ5作品だ。それだけに、1作1作が貴重なのだ。今回は初めての海外との合作になる。しかも、ほぼ英語で、全編海外ロケ。一見すると韓国映画にはまるで見えない。でも、これはあくまでも、韓国資本で作られたものだ。というか、ポン・ジュノの企画なのだ。そこは大事な部分だと . . . 本文を読む
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『ペコロスの母に会いに行く』

2014-02-17 20:00:58 | 映画
 森崎東監督の最新作。昨年のキネマ旬報ベストワンを受賞した傑作映画。ようやく、キネ旬のベストテン上映会(こういうのが、今年から始まった!)で、見ることが出来た。とてもいい映画だ。見ていてほっこりする。昔ながらの喜劇映画のスタイルで、こういう映画が松竹では2本立で上映されていたのである。それだけに、好き嫌いはあるだろうけど、これがベストワンというのは、なんだか不思議な感じだ。  これはベストテンで . . . 本文を読む
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