習慣HIROSE

映画・演劇のレビュー

ともにょ企画『レイク横』

2010-11-22 22:43:29 | 演劇
 このなんとも不思議なタッチに魅了された。だいたいこのタイトルも変。普通なら『レイクサイド』でしょ。  ドタバタ劇になりそうな話なのに、やけにテンションが低い。というか、体温が低いのだ。どちらかというとテンションは高いかも。だが、暑苦しくはならない。というか、そうはしない。変に醒めている。過激な話が展開するのに、それがエスカレートしていくのではなく、なんだか自然に横すべりしていく。急に話がずれて . . . 本文を読む
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May『晴天長短』

2010-11-22 21:45:14 | 演劇
 今からほんの少し前、きっと作、演出の金哲義さんが高校3年生だった頃。朝鮮高級学校の運動会。秋の1日のスケッチ。それをノスタルジックで、感傷的なものとして語るのではない。ただありのままに描くのだが、それが胸にしみてくる。この甘酸っぱい感触に胸が締め付けられるのだ。かつて、こんな風にしてみんなが一つに寄り添って生きていた頃があった。これは日本人よりもずっと血の絆を大切にする朝鮮人だからこそ、そして、 . . . 本文を読む
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劇団 息吹『春、忍び難きを』

2010-11-22 21:37:03 | 演劇
 なんと3時間に及ぶ作品である。なのに、事前に調べもしないで、2時間半くらいで終わると踏んで、次の予定を入れていたので、途中で劇場を出なくてはならなくなり、とても困った。これがつまらない芝居なら何の未練もないのだが、こんなにも力のこもった作品なのである。中座するのが,なんとも忍び難かったし、最後まで見たかったが、どうしようもない。残念だった。だいたい斉藤憐による大河ドラマなので、長いかも、と事前に . . . 本文を読む
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中島桃果子『夕日に帆をあげて、笑うは懐かしいあなた』

2010-11-22 21:05:21 | その他
 なんとも不思議な小説だ。ただの可愛いラブストーリーだろうと思い読み始めたのに、摑みどころのない幻想小説で、時空を自在に超えて自分と母親が旅をする。しかも、自分が母親になり、母親のもとにいる幼い頃の自分の中に今の自分が入り込んだり、もちろん夢の話だから、なんでもありなのだが、あまりに自在すぎて、どう読めばいいのやら、とまどうばかりだ。  記憶の中や、妄想の中が、ごっちゃになり、30 . . . 本文を読む
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