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ひとりごと

山口母子殺人事件の被害者の遺族である本村さん。

彼の記者会見やインタビューを見ていると、いつも涙
してしまう。
自分の家族があのような目に遭い、自分が本村さん
の立場になった時、果たしてあのような活動ができるだろうか?

自分のプライバシーをさらけ出し、自分の心情をメディアに立派
に語り、個人の力では到底かなわいであろう、司法
や法律と戦わなければならない本村さんの状況は、
とてもとても、私なんかには理解できるレベルのもの
ではないのだろうけれど、いつもいつも、本当に立派だ、と
胸がキュッとしめつけられてしまう。

どうして、あんな被害に遭いながら、1人の非力な人間が
必死に戦わなくてはならないのだろうか?
どんなに辛かっただろうか、と、想像するに余りある。

本村さんが、普通の人間でありながら、この7年間、恐らく
たくさんの人の力を借りながらも、司法や法律のことを勉強し
戦っている姿を見ていると、もし、亡くなった奥さんや赤ちゃん
が生きていたら、間違いなく、この人と幸せな人生を送って
いただろうな、と思ってしまう。
こんなに立派に戦ってくれているのだから。

怒りや憤りや悲しみを抱え、それでも生きていかなくては
ならない。これから裁判がやり直しになり、判決が出るまでに
長い年月がかかってしまうかもしれないが、もし、犯人が極刑
になったら、きっと本村さんの中では、大きな区切りになるの
だろうけれど、またそれからが本当の長い長い、本村さんの1人で
戦わなくてはならない戦いがあるのではないだろうか、と思うと、
本当にやるせない。

インタビューで、被告の父親が、
「罪を憎んで人を憎まず」でしょ。 というような事を言っていた。
失礼な言い方かもしれないけれど、この親にしてこの子だ、と
感じた。

一刻も早く、本村さんが少しでも平穏な日々を送れる日がくれば
いいなと願っています。
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