飼っている犬(パグの親子)、映画、本、音楽、その日感じたこと、なんでもない、ただのひとりごとです。
ひとりごと日記
『パタゴニア~あるいは風とタンポポの物語』 椎名誠
『パタゴニア~あるいは風とタンポポの物語』
椎名誠
集英社
椎名誠が好きである。彼の当たり前のことを普通に考える精神や、
男らしさ(男くささ、とも違う)、堂々としている反骨精神やユーモア
のセンス。
ヘラヘラ笑って読めるものもあれば、ドキっとするほどキリリとした
ものもある。いろんな側面があり、だから、彼のエッセイや旅の本は、
本当に旅をしているようで、おもしろい。
そんな彼の作品の中でも好きなのが、この『パタゴニア』。私小説だ。
いつものハチャメチャな?旅行記とは違い、少し、暗く重い旅。
少し心を病んでしまった妻を残してのこの秘境への旅。
パタゴニアの厳しい風吹くなか、健気に力強く咲いているのタンポポに、
彼は妻の姿を重ねる。
旅、旅、旅、と風のように走りまわる椎名さんと、そこに咲くタンポポ
のような妻の、ちょっとした愛のお話でもある。と思う。
憧れの、地球の反対側、パタゴニアへのこの旅は、旅行記としても
読み応えがあるのだが、もうひとつの物語”風とタンポポの物語”
は、ふっと優しく切ない気持ちにさせられる。
ちなみに、奥様は、作家である、渡辺一枝さん。
彼女も今では、旅の人生を、風のように生きている。
椎名誠
集英社
椎名誠が好きである。彼の当たり前のことを普通に考える精神や、
男らしさ(男くささ、とも違う)、堂々としている反骨精神やユーモア
のセンス。
ヘラヘラ笑って読めるものもあれば、ドキっとするほどキリリとした
ものもある。いろんな側面があり、だから、彼のエッセイや旅の本は、
本当に旅をしているようで、おもしろい。
そんな彼の作品の中でも好きなのが、この『パタゴニア』。私小説だ。
いつものハチャメチャな?旅行記とは違い、少し、暗く重い旅。
少し心を病んでしまった妻を残してのこの秘境への旅。
パタゴニアの厳しい風吹くなか、健気に力強く咲いているのタンポポに、
彼は妻の姿を重ねる。
旅、旅、旅、と風のように走りまわる椎名さんと、そこに咲くタンポポ
のような妻の、ちょっとした愛のお話でもある。と思う。
憧れの、地球の反対側、パタゴニアへのこの旅は、旅行記としても
読み応えがあるのだが、もうひとつの物語”風とタンポポの物語”
は、ふっと優しく切ない気持ちにさせられる。
ちなみに、奥様は、作家である、渡辺一枝さん。
彼女も今では、旅の人生を、風のように生きている。
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