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『サウンド・オブ・ミュージック』

『サウンド・オブ・ミュージック』

私が、初めて映画館で観た映画だ。小学校、3,4年生だったか。
この映画が製作されたのが1965年、私が生まれた年なので、
私が観たのはリバイバルだったのだろう。

映画は、第二次世界大戦、ナチス占領下のオーストラリアを舞台
に、実在したある家族と一人の修道女との心の交流を通じて、
家族の愛を、美しい自然の舞台と、音楽で描く、ミュージカルの
傑作。ジュリーアンドリュース主演。アカデミー賞5部門受賞!!

と、今でこそ、どんな映画かよくわかるのだが、当時、小学生だった
私には、映画がどんなものか、ミュージカルが何なのか、ましてや
ナチスが何だとか、亡命が何だとか、わかるはずもなく、ただただ
綺麗な景色や、楽しい音楽や歌が楽しくて、夢中で魅入っていたの
だけは、よーく覚えている。
初めての「映画館」という感覚も、不思議と覚えている。
真っ暗になった部屋?に大きなスクリーン、ものすごいワクワク感
だった。(今でもそのワクワク感が大好きだ~)

特に、マリアが自分の部屋のカーテンで、子供たちに洋服を作って
あげるシーンが大好きで、スクリーンの中の世界に、夢中になった。
映画を観てから、レコードを買ってもらい、当時一緒に住んでいた
同じ年の従姉妹たちと、何度も何度も、聞いた。
そして、ついには、意味はわからなくとも、多分、カタカナで歌を
覚え、まるでミュージカルの映画そのもののように、部屋で歌って
踊ったものだ。
今でも、ドレミの歌を含めて、すべて歌える!と思う。

しかし、なかなかどうして、やはり子供の耳は素直なのか、今思い
返してみると、結構、音は合っている・・・・(^◇^;)
♪ザ ヒーフィマハー ウィザサウンドーブ ミュージーック♪
♪The hills fill my heart with the sound of music~♪
というように。ははは。

ということで、初めて観たときから、何度かこの映画を観ている。
昔と違って、映画の意味がわかるようになってきて、観方
が全然違っていて、そうだったのかー、いいなーっと思うのだが、
やはり、一番初めに観たあの素直な感覚は、とっても大切なものに
なっている。

あの時期に、この映画を観れたということは、私にとって、とってもい
いことだった、としみじみ思うのだ。

思えば、私の映画好きは、この映画から始まったのかもしれない!
今でも、こんなに綺麗な映画はないのではないか、と思える、とても
大事な1本!

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