ポン酒猫のジャズ屋A7

日々ジャズと酒に明け暮れるジャズ喫茶のマスターが書き綴る何の役にも立たない話

Hector Lavoe / De Ti Depende (It's Up To You)

2011-03-03 15:23:15 | SALSA / AFRICA / ETC

 

今年の「にいがた国際映画祭の中の1本、

「エル・カンタンテ~El Cantante」(日本語訳:ザ・シンガー)で

その半生が描かれていたエクトル・ラボー。


1967年にトロンボーン奏者であり、アレンジャーでもあるウイリー・コローン

のバンドにヴォーカリストとして参加。

1993年6月29日、ニューヨークのマンハッタンで亡くなるまでの間

その歌声でサルサの黄金時代を駆け抜けた。

享年46歳、死因はエイズであった。


スケジュールが合わず、この作品を見逃してしまったのは何とも悔いが残る。


本作品はそのエクトル・ラボーが1976年にリリースしたもので、

それまでの楽団専属歌手から独立し、

ソロ・シンガーとしての実力を知らしめた傑作アルバムである。


美しく華やかだが、少し憂いのあるハイ・トーン・ヴォイスのエクトル・ラボー。

名コンビであったウイリー・コローン等のサポートを受け、

ロマンティックな歌唱を聴かせてくれる。




 Hector Lavoe / De Ti Depende (It's Up To You)

 原盤 : Fania SLP-00492

 Fania 463 950 9013-2 (Reissue CD)


1,Vamos A Reir Un Poco
2,De Ti Depende
3,Periodico De Ayer
4,Consejo De Oro
5,Tanto Como Ayer
6,Hach Y Machete
7,Felices Horas
8,Mentira


Hector Lavoe (vo,maracas)
Jose Mangual Jr. (bongo,per,chorus)
Milton Cardona (conga,per,chorus)
Joe “Professor” Torres (p)
Angel "Popo” Vazquez (tb)
Harry De Aquiar (tb)
Ray Feliciano (tp)
Santi "Choflomo” Gonzalez (b)
Yomo Toro (tres guitar)
Willie Colon (chorus)
Ruben Blades (chorus)


1976年 New York 録音